駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

御嶽に行ってきました

谷 和代
 梅雨入り前の晴天が続くので出かけて見ました。
 緊急事態宣言も延長され、山に出かけるのも躊躇われますが、1年以上ご無沙汰の御嶽に行ってきました。
 5月31日、月曜日だったので立川駅の乗り換えは混雑していました。
 御嶽駅を降りたのは数組でしたが、御岳のケーブルの座席はほぼいっぱいでした。
 今日のコースは、御岳平・・産安社・・奥の院・・鍋割山・・ロックガーデン・・御岳平です。
 久しぶりの富士峰園地には動物除けのネットが各入口に設置されていました。御師(参拝者をもてなす神主)の宿坊はほとんどが休みでひっそりしています。
 奥の院の入り口から杉並木の中をぐんぐん登って行き、奥の院の社脇からさらに登ると奥の峰(1077m)。ここからは岩のごつごつした道を下り、巻道を左に見て登り鍋割山(1084m)に着きます。
 山頂から下って芥場峠を左にロックガーデンに向かう。ロックガーデンも丁度季節の変わり目で花は余り見られませんでした。
 ロックガーデンから御岳平に戻り、久しぶりの奥の院・鍋割山コースの御嶽散策を終えました。

f:id:komafun:20210601223127j:plain奥の院

f:id:komafun:20210601223150j:plain鍋割山

f:id:komafun:20210601223213j:plain鍋割山で咲いていたヤマツツジ

途中で咲いていた花

f:id:komafun:20210601223240j:plainミヤマナルコユリ

f:id:komafun:20210601223312j:plainコアジサイ

f:id:komafun:20210601223340j:plainガクウツギ(2021.6.3 名前を教えていただきました)

f:id:komafun:20210601223411j:plainロックガーデンの綾広の滝

f:id:komafun:20210601223432j:plain天狗岩

 緊急事態宣言も今度が最後になるといいのですが、私にも接種券が届きました。
 申込の電話が大混雑で、市では数日たってからの申し込みを、と書かれているので暫く待って申し込むつもりです。

駒ヶ根だより(5月第2報)

北村 健治
 本格的な梅雨入りは、6月になるようですが、雷雨・にわか雨など1〜2週間ほど、じめじめしていました。
 サザンカやツバキには、蛾などの幼虫が盛んに葉をかじっています。エナガシジュウカラ・コガラなどが、群れを成して訪れて、それらを啄んでいます。
 そんな光景を目にすると、消毒ができません。止む無く、米の袋に数か所の幼虫の群れを葉ごと切り取って新緑の枝を手入れしたりと忙しい毎日でした。
 駒ヶ根の野良仕事も気になり、
 27日は、午後から中央高速を使って甲斐路を抜けました。夕日の残る伊那路は、からっとして清々しい。
 28日夕刻、西側から眺める南アルプスは、すっかり雪解けが進んで、もう夏の山容でした。
 29日は、終日曇り、かなりの風が吹き荒れていましたが、草刈り機に身を任せていました。  

f:id:komafun:20210531211915j:plain左から仙丈ヶ岳、東駒ヶ岳、鋸岳、白岩岳、釜無山(釜の底を上にしたような)、電柱の直左に入笠山(お椀を伏せたような)

f:id:komafun:20210531211942j:plain10:00ころの駒ヶ根山家より、中ア・宝剣岳を望む。

f:id:komafun:20210531212018j:plain土手の草むらで見つけたレンゲソウ(中国原産の帰化植物ですが、田んぼの緑肥として、かつては盛んに栽培しました)

f:id:komafun:20210531212042j:plain駒ヶ根山家近くの里山で、エゴノキの蕾がたくさん付いていますが、左手にオトシブミがぶら下がっています。オトシブミは、オトシブミ科の昆虫です。

f:id:komafun:20210531212120j:plain駒ヶ根里山で、ヤブデマリ(カンボクやムシカリに似ています)、白花ガクアジサイのようですが、庭木にもします。

タニウツギの花が咲けば(2021.5.30)

清水川 修
 

f:id:komafun:20210530212607j:plain秋田県内では田植えの真っ最中で、街道沿いの斜面ではタニウツギが花盛りです。秋田県民は「いわし花」と呼び、仏壇には決して飾りません。火事を呼び込む花ともいわれ、家屋敷に植えることもありません。

f:id:komafun:20210530212631j:plainよく見ると美しい花ですが、秋田の女性に「いわし花のように美しい」などと言えば、成就する恋も破れてしまいます。

    タニウツギが花盛りになれば、草刈り作業が始まります。
    町内の観音様の草刈りが終わればいよいよ太平山に向かいます。

甲斐駒定点報告(2021.5.28)

平井 英明
 今週の八ヶ岳南麓は、晴れたり、雨が降ったり、寒かったり、暑かったりの忙しい一週間でした。そんな南麓の風景です。

f:id:komafun:20210528220231j:plainいつもの甲斐駒定点報告(逆さ甲斐駒)

f:id:komafun:20210528220451j:plain八ヶ岳

f:id:komafun:20210528220549j:plainあやめ

f:id:komafun:20210528220721j:plain庭のスズラン

f:id:komafun:20210528220752j:plainカタバミ

f:id:komafun:20210528220813j:plainハルジオンf:id:komafun:20210528220937j:plain
マムシ

f:id:komafun:20210528221024j:plain麦の穂波

経ヶ岳(2,296m)(権兵衛峠ルート)

湯川 喜義
 23日に権兵衛峠ルートで経ヶ岳へ行って来ました。
 このルートは一昨年?に開通したルートで、距離は5.6km・標高差約750mで、山頂の少し手前までよく整備され、緩急変化のある行程で登り甲斐がある山でした。(ヤマレコなどを見ると、かなり人気のルートのようです。)
 天気予報で好天を期待して出かけたものの、やはり高山で、行きは途中からガスの中、帰りは次第にガスが取れ、見晴らしは良くなったが、木曾駒ヶ岳や御嶽は山頂部は雲の中でした。
 カラマツの新緑が鮮やか、オオカメノキの花は咲き始め、エンレイソウやツバメオモトなどが花盛りでした。

f:id:komafun:20210527213424j:plain1 登山口

f:id:komafun:20210527213445j:plain2 整備された登山道(前半部)

f:id:komafun:20210527213501j:plain3 登山道(後半部)

f:id:komafun:20210527213516j:plain4 山頂

f:id:komafun:20210527213532j:plain5 木曾駒ヶ岳方面

f:id:komafun:20210527213549j:plain6 伊那谷方面

f:id:komafun:20210527213606j:plain7 シロバナエンレイソウ

f:id:komafun:20210527213621j:plain

8 ツバメオモト

f:id:komafun:20210527213641j:plain9 オオカメノキ

f:id:komafun:20210527213658j:plain10 電波塔地点より山頂(中央の山)を望む   

日々散策20210519

北村 健治
 以前にも紹介しました(4月)が、ウツギと呼ばれる植物(灌木)には、別科に分けられる幾つかのグループがあります。
 いわゆる、空木岳の山名になった0ウツギ宇津木のユキノシタ科ウツギ属のグループ、咲き順で、ウツギ属ヒメウツギ、ウツギ(シロバナヤエウツギ、サラサウツギ、コウツギを含む)、マルバウツギ、ウラジロウツギ、バイカウツギ属のバイカウツギ(シコクウツギ、アイノコバイカウツギを含む)など、ヒメウツギバイカウツギハ栽培種としての植栽されています。

f:id:komafun:20210524215752j:plain5月中旬ころから咲き始めたバイカウツギ、後にキミガヨランが数年ぶりで咲きました。バイカウツギは、伊那谷里山から中山くらいまででよく見かけます。

f:id:komafun:20210524215823j:plain今年も開花したザクロ。
 鬼子母神の伝説にも出てくるザクロ、南西アジアで栽培された最も古い果樹、地中海東岸からに北西インドに分布し、ギリシャ時代にヨーロッパへ、3世紀末には中国へ、日本へは平安時代以前923(延長元)年に渡来している。観賞用の花ザクロの品種も多い。