駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

ヒマヤラからウラヤマ(その1)

木本 桂春

 大昔の事であるが、遥かなるヒマヤラは憧れであった、行ってみたい、登ってみたいと頑張ってみたこともあった。そして、人生はあっという間に終焉に近くになってきた、今はウラヤマの低山徘徊を続けて山への気持ちを灯続けている。
 しかし今日この頃のご時世にはなんともはやため息の出る。コロナ騒ぎは、コロナ零の富山に1件発生するとあっという間に県内拡散、隣町にも発生し、公共の体育館、図書館、ホールなどが出入り禁止になった。他人事と思っていたが、コロナを身近に感じるようになってきた。 
 それでも行かねばならぬと心は騒ぐ。最近のウラヤマ散策の日々を記す。

4月3日 晴、馬鬣山と南保山を散歩。ここのウラヤマには数か所の登り口がある。今日は初めて、越という集落からお寺とお宮の間を通る道から登る。登り始めるとウグイスの初音を聞いた。獣侵入除けのゲートをくぐる。意外と急な道を越山1時間。

f:id:komafun:20200415221116j:plain頂上から剱岳と右の台形が越中駒ヶ岳
 駒形には少し早いようだが、足元にはスミレが咲く。風は和、陽は暖かい。馬鬣山から東方に上駒ヶ岳が見えた。杉の間を南保山へ。頂上でギフチョウが上になったり下になったりして遊ぶ。春が一斉にやってきた。

f:id:komafun:20200415221158j:plainギフチョウ
         

4月5日 小雪、水行山 標高776.7mへ、我、入善町の舟川源流の山に向かう。昨夜は雪模様となり朝方まだ雪が残った。

f:id:komafun:20200415221253j:plain舟川ダム付近の新雪と若葉

谷に沿う道から上部を目指す、雪景色もいいね。

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雪がびっしりと付く春の木

f:id:komafun:20200415221423j:plainせっかく咲いた桜も雪に埋もれて

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雪に埋もれた頂上標識

f:id:komafun:20200415221457j:plain黒部川扇状地富山湾能登がかすんで見える。

つづく