木本 桂春
大昔の事であるが、遥かなるヒマヤラは憧れであった、行ってみたい、登ってみたいと頑張ってみたこともあった。そして、人生はあっという間に終焉に近くになってきた、今はウラヤマの低山徘徊を続けて山への気持ちを灯続けている。
しかし今日この頃のご時世にはなんともはやため息の出る。コロナ騒ぎは、コロナ零の富山に1件発生するとあっという間に県内拡散、隣町にも発生し、公共の体育館、図書館、ホールなどが出入り禁止になった。他人事と思っていたが、コロナを身近に感じるようになってきた。
それでも行かねばならぬと心は騒ぐ。最近のウラヤマ散策の日々を記す。
4月3日 晴、馬鬣山と南保山を散歩。ここのウラヤマには数か所の登り口がある。今日は初めて、越という集落からお寺とお宮の間を通る道から登る。登り始めるとウグイスの初音を聞いた。獣侵入除けのゲートをくぐる。意外と急な道を越山1時間。
頂上から剱岳と右の台形が越中駒ヶ岳
駒形には少し早いようだが、足元にはスミレが咲く。風は和、陽は暖かい。馬鬣山から東方に上駒ヶ岳が見えた。杉の間を南保山へ。頂上でギフチョウが上になったり下になったりして遊ぶ。春が一斉にやってきた。
ギフチョウ
4月5日 小雪、水行山 標高776.7mへ、我、入善町の舟川源流の山に向かう。昨夜は雪模様となり朝方まだ雪が残った。
舟川ダム付近の新雪と若葉
谷に沿う道から上部を目指す、雪景色もいいね。
雪がびっしりと付く春の木
せっかく咲いた桜も雪に埋もれて
雪に埋もれた頂上標識
つづく