駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

日々散策(20200504)

北村 健治
 多摩川左岸の羽村市小作台には河岸段丘崖の自然林?や公園がいくつもあります。
 自生の花木や野草を観察できる素晴らしい散策路になります。
 今日は、繁殖力旺盛な外来の野草を2・3紹介します。

f:id:komafun:20200506201427j:plainアカバツキミソウの一種で、どこにでも出てきます。「赤花夕化粧」と書きます。
 アメリカ大陸原産で明治時代に移入されたと思われ、いたるところに野生化しています。夜に咲いて朝には萎む、いわゆる月見草は白花で、メキシコ原産のものを代表として、月見草(ツキミソウ)は、5月〜9月頃に主に白い花を咲かせる植物です。夜に咲くことから「月見草」という名前で呼ばれるようになったようです。性質の弱い月見草はほとんど姿を消してしまい、やがてマツヨイグサ(待宵草)がツキミソウ(月見草)という名前でも呼ばれるようになりましたが、アカバナ科アカバナ属の別種の植物です。
いずれにしても、江戸時代以降の外来植物です。

f:id:komafun:20200506201541j:plainコスモポリタン雑草とも呼ばれ、江戸時代末期に移入され、耐寒耐久性があり全国に野生化している。オオバコ科オオバコ属の在来種オオバコは、大葉子、車前草と書き、風邪薬として漢方では活用される。山道に迷ったらこの草を頼りに助けられることもあります。

f:id:komafun:20200506201612j:plainヨーロッパ原産の刺のあるオニノゲシノゲシ(ハルノゲシ)ともに江戸時代後半から明治時代に帰化して、日本全土に繁殖しているもので、若い葉はサラダ野菜として、ルッコラ、レタスなどと一緒に食べられる。キク科ノゲシ属に所属する。      

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ハルジオン。明治時代初期に帰化したミメジョオンに遅れて大正時代に観賞用に北米から移入された。共に有名な帰化植物でどこにでも野生化している。キク科ムカシヨモギ属に分類される。

※5月11日修正:ミメジョオンでなく、ヒメジョオン(姫女苑)北米原産、明治維新前後に移入。ハルジオン(春紫苑)とは、葉は茎を抱かない、花はつぼみの時から上を向くなどの違いがある。(管理人)