清水川 修
令和2年5月14日、高岡山に行って来ました。
高岡山は八郎潟東岸の標高231mの山です。
菅江真澄の文化2年3月の日記『かすむつきほし』の図絵の一枚です。
高岡山から見た鳥海山が噴煙を上げている様子が描かれています。(国立公文書館デジタル史料「真澄遊覧記」から引用)
鳥海山は文化元年6月の大地震と火山活動で象潟が隆起してしまいました。この時の噴火口の場所はまだ特定されていませんが、真澄の図絵では鳥海山西側の中腹から噴煙が流れ出ています。文化7年1月の日記『ひおのむらぎみ』でも同様に中腹から噴煙が流れている様子が描かれています。
左の山は五城目の森山で鳥海山も図絵のとおりに見えましたが、私のカメラと写真術ではこんな程度です。
帰りに大潟村を通りましたが桜も菜の花も今年は終わりです。