駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

日々散策(20200515)

北村 健治
 過日の「日々散策」では、多摩川河原の石ころから、中生代の記録にあった貝化石を見つけたと紹介しましたが、今度は、持ち帰った新生代の泥岩(粘土)から、新生代の貝化石(記録にない)を見つけました。
 現生の淡水棲二枚貝と思われるものですが、内側ですが左右殻が並んで出てきましたので、比較的生息地に近いところで閉じ込められて化石になったものと思います。
 多摩川が今のような川としての形になる前の海岸に近い下流域の洪水などで埋没したものでしょうか。

f:id:komafun:20200517211427j:plain河原での含化石泥(粘土)岩の散乱状態。材化石などが密集して産出している。

f:id:komafun:20200517211506j:plain自宅に運んだ泥岩から、植物片などが続出する。

f:id:komafun:20200517211529j:plainやや粗粒の泥岩にびっしりとついている広葉樹の葉(ハンノキ?)化石。

f:id:komafun:20200517211554j:plain二枚貝の左(上)右(下)殻が開いた状態で並んでいる。後縁(右方)が鋭く尖っている。上側に並べてあるのは左殻部分の外れた殻