駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

小滝川源流・中俣山

木本 桂春
 5月22日(金)曇り時々晴
 夏に朝日岳から栂海新道に挑戦しようと考えている。途中の黒岩山から小滝川へ抜ける中俣ルートがあり、若き頃、栂海新道の草刈りに何回か入ったことがある。久々にルートを偵察のために中俣山を目指してみた。
     

f:id:komafun:20200525220131j:plain小滝川の明星山南壁の横を通り発電所の近くから歩く。背後に明星山西壁が見える。林道の入り口付近の補修が始まっていた。
落石・土砂崩れと倒木の道を黙々と急ぐ。

f:id:komafun:20200525220216j:plain右岸から苔を伝って清水が滴る。甘露なり。

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左岸からヨシオ滝落ち込む

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翡翠の原石

歩くこと2時間西俣谷と東俣谷出会い着。西俣谷の橋が崩落寸前で危ういところを通過。
すぐ上の中俣小屋への道も崩壊している。

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小屋は健在であった、中も多少我慢すれば使用可。
小屋からは急峻な登りをトラロープ、鎖に掴まり、ずり上がる。かつて
食料、草刈り機、テントなどを上げた力は欠片もなかった。

f:id:komafun:20200525220514j:plain100m程で緑の回廊に入る。    
道は何度も倒木とブッシュに消える。あちこちをルート探し。

f:id:komafun:20200525220716j:plain水芭蕉に慰められ。 

f:id:komafun:20200525220901j:plain20年ぶりかに出会う、大岩の横を通過。

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残雪の頂上にやっと到着

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標識と三等三角点
「中岐」明治40年設置
初めて三角点を見ることが出来た。
         

f:id:komafun:20200525221104j:plain近くにタムシバが青い空に咲く。

長栂山、犬ヶ岳が木々の間ちらりと見えた。
急峻な下りも頑張る。車から往復20㎞、9時間であった。