木本 桂春
5月22日(金)曇り時々晴
夏に朝日岳から栂海新道に挑戦しようと考えている。途中の黒岩山から小滝川へ抜ける中俣ルートがあり、若き頃、栂海新道の草刈りに何回か入ったことがある。久々にルートを偵察のために中俣山を目指してみた。
小滝川の明星山南壁の横を通り発電所の近くから歩く。背後に明星山西壁が見える。林道の入り口付近の補修が始まっていた。
落石・土砂崩れと倒木の道を黙々と急ぐ。
右岸から苔を伝って清水が滴る。甘露なり。
左岸からヨシオ滝落ち込む
紫翡翠の原石
歩くこと2時間西俣谷と東俣谷出会い着。西俣谷の橋が崩落寸前で危ういところを通過。
すぐ上の中俣小屋への道も崩壊している。
小屋は健在であった、中も多少我慢すれば使用可。
小屋からは急峻な登りをトラロープ、鎖に掴まり、ずり上がる。かつて
食料、草刈り機、テントなどを上げた力は欠片もなかった。
100m程で緑の回廊に入る。
道は何度も倒木とブッシュに消える。あちこちをルート探し。
水芭蕉に慰められ。
20年ぶりかに出会う、大岩の横を通過。
残雪の頂上にやっと到着
標識と三等三角点
「中岐」明治40年設置
初めて三角点を見ることが出来た。
近くにタムシバが青い空に咲く。
長栂山、犬ヶ岳が木々の間ちらりと見えた。
急峻な下りも頑張る。車から往復20㎞、9時間であった。