駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

「初夏の仕事…色々、」

藤田 輝己
 八十八夜の茶摘み後、しばらく実家には帰って居ませんでしたが、緊急事態宣言が解除された5月月末に帰ったら雑用が一杯でした(汗💦)。
 今回は不急不要での自粛で時期を逃した仕事の顛末をお伝えいたします。
 庭の片隅に植えてある黒竹が暴走繫殖して竹藪状態に、到る所から大きく育って…、例年通りだと筍の状態の時に芽欠きをして、煮ものにしたり、みそ汁にしたりして美味しく頂くのが今年はダメでした。5m近くまで育った竹の除去に一汗💦伐採した後は小さく切り刻み、乾燥後は燃料用にします。

 

f:id:komafun:20200606205642j:plain竹藪状態

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成長した黒竹

 黒竹は3~5m位まで成長します。春一番に出回る筍は「孟宗竹」の子どもです。成長すると10~20数mまで成長し、2~3カ月後には親竹と同じ大きさになります。成長期の孟宗竹の細胞分裂のスピードは、「90,000/秒」と言う驚異的な速さで分裂成長します。ですから1日で1m近くも伸びるのが見られます。
 食べて美味しいのは孟宗竹より「真竹・まだけ」や「淡竹・はちく」で、今頃が旬ですが市場にはめったに出て来ません。地元ならではの味覚・食感です。

 

f:id:komafun:20200606205800j:plain 4月のKFCブログに投稿した、キーウイフルーツの蔓が絡み合い始めています。
蔓の下には可愛い「花と幼果」が生育中

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 キーウイの花

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 キーウイの幼果 

 蔓を伸ばし放題にしておくと、幼果の成長に影響が出て来るので、蔓を切ります。竹の成長ではないですが、キーウイの蔓も直に2~3mと瞬く間に伸び、蔓と蔓が絡み合うと剪定作業が大変になります。絡み合う前の剪定が大事です。夏に向けて何回も蔓を剪定するのは栄養を一杯果実に供給して美味しくする秘訣です。
 その前に幼果の摘果作業もあり、どの幼果を残し、どれを切り取るかのが至難の選択です。

f:id:komafun:20200606205918j:plain 切り落とした蔓の山、今回は少ない方です。スッキリ・サッパリしました。
 でも、直ぐに伸び始めます。

f:id:komafun:20200606210050j:plain 蔓の切るところを誤った新芽。
 幼果が付いていた根本側で剪定してしまった💦

f:id:komafun:20200606210128j:plain 徳利型のコガタスズメバチの巣、その右隣は建設中?

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 この巣の住人(蜂)

f:id:komafun:20200606210220j:plain こちらは建設中のコガタスズメバチの巣。
 巣を作っているのは女王蜂、この時期は女王さま1匹だけで新居の建設を行い、材料の木の皮によって徳利の色がマーブル模様になります。茶色の素材は近くにある松の木の樹皮だと思いますが、白い材料は何なのか?

 撮影中、女王さまと眼が合ってしまいました💦 
 家の軒下に建設中のモノも入れると5~6個の巣が有り、蜂たちにも「初夏の一大仕事」です。

<おまけの写真>

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満開近い、「虫取りなでしこ」
 一面ピンク色の花で可愛いです。中に白花も稀に。
 我が家の前の自称「うちの庭」(笑) 本当は「観光農園の畑」です。


その他の「初夏の仕事…色々、」
 写真は撮りませんでしたが、生家の庭には収穫の時期を逸して熟してしまった「小梅」が大量に落果しており、それでも枝にはまだたわわに色づき始めた小梅が残っていたので、ほんの数分で3kg以上の小梅と、やはり収穫の時期を逸した金柑を収穫してきました。なるべく青めの小梅1㎏で梅酒を作り、熟し気味の小梅で初めて梅干し作りに挑戦しました。
 本来この小梅の木は、「カリカリの梅干し」を作るために親父が植えたもので、毎年10kg以上もの梅干しを作っていましたが、今回の熟した小梅で、我流でも梅干しは出来上がるのか?今後の報告とさせて頂きます。

 叔母の山の畑で蕨取り。採った蕨は灰をまぶして熱湯をかけ一晩放置、灰汁で灰汁抜きをしてから調理します。甘辛く味付けし、お酒の肴にも最適。

 梅酒作りで数年漬け込みが終わった梅から種子を外し、果肉でジャム作り。砂糖を加えて煮詰めていく途中は家中が梅酒の香りに。アルコール分が一寸残った、大人のジャム完成。
 5月末から1週間の「初夏の仕事」でした💦