清水川 修
7月23日、矢島口から鳥海山に登りました。
標高1,200mの祓川ヒュッテ駐車場まで車で行けます。天候に恵まれ、無風快晴の登山を楽しめました。
標高差約1,000mの山頂までは4時間弱で、雪渓をいくつか横断しますがピッケルやアイゼンが欲しいと思う年頃になってしまいました。
七高山から見た標高2,236mの新山です。
享和元年(1801)の噴火で形成されました。噴火の前はここに「瑠璃の壺」という火口湖がありました。
遊佐町史(平成6年刊)に引用されている日記です。
「七月七日 荒瀬郷草津村、赤剥村の者あわせて十一人登山、行者岳より七高山に登る道に煙気上り、大焼の土石、雨のごとく降る。なかに大石もあり、草津の者七、赤剥のもの一人、石に打たれて死す。この日雨降る。日光川、月光川の二流は灰水にて、雑魚類多く死して流る。十日、十三日、噴火の音、雷のごとし。四~五日は煙気立ち覆ひて見えず、十日ばかり過ぎて見るに、七高山と荒神岳の間に巖々たる大岳湧出したり。」
七高山山頂ではチョウカイフスマが各所で咲いていました。
シャクナゲです。
大塩さんの木曽駒報告のように鳥海山も花が少ないと思いました。
県外ナンバーの車が多く、山中で道を聞いてきたご婦人の出身を聞いたら、申し訳なさそうに「埼玉です」と返事をくれました。