北村 健治
友人の追悼山行として、2016年に始めた「守屋山探策」は5年目であり、今年は奇数月に歩いてきましたが、9月で5回目となりました。
今年は、6・7月の長梅雨・曇天、8月の猛暑、9月に入って残暑・大型台風、などなどの異常?気象に振り回され続けて、秋となりました。また、秋から冬へと、どんなことになるのでしょうか。
太陽活動周期が標準的には約11年周期から数千年におよぶスケールで変化しているとされ、それは、ガリレオの観測記録発見以来、知られることになりました。
地球の温暖化など気候変動は、最近まで大陽活動の活発化や人為的な温暖化ガスが影響しているとされていましたが、近世、小氷期(15~19世紀)の約11年周期が、中世(約1100年前)温暖期では約9年周期に短縮していることが分かってきました。
最近、地球の気候変動が、日射量の変動よりも太陽の磁場の状態変動(宇宙線変動)に大きく依存していることが発見されました。
さて、9月の守屋山探索は、駒ヶ根滞在の土曜日に5時起きをして、6時に杖突峠に駐車。
曇天無風で山行日和。まだ、入山者の車もなく、身支度をして6時20分に歩きだし、7時30分東峰に登頂。5分ほど展望を確認して、約60分で下山。
天候不順のためか、秋の花々が少なく、登山道沿いの木々・野草は晩秋のような様相でした。
守屋山東峰より、南アルプス北部を望むも、中央の仙丈ヶ岳だけがはっきりと見える。
分杭平付近の沢沿いに、今頃オタカラコウ(黄色)が咲いていた。紫色のトリカブトの仲間はあちこちに見える。
咲き残りか、夏枯れの後に、再生して咲いた、ツリフネソウ。
野菊の代表のようなユウガギク(白色)もまだ咲いていた。