高田 健三
阿武隈山地の二つ箭山(709m)は、過去には修検道の山として羽黒山派の道場がありましたが、3.11以降に道場が撤去されているようです。
昨年には清水川会員が登られてブログで二つ箭山の記録を発表されていましたが、私もお彼岸の墓参にかけて、9月20日、この二つ箭山に登って参りました。
二つ箭山登山口の「二箭山塔」と言う石塔に迎えられる
カーブミラーと後ろの電柱との間に二つ箭山のシンボルの男体山と女体山の二つの岩峰が見える。
御神体滝。三つの祠があった。
ここから左岸から右岸へ、右岸から左岸へと鎖場などを手がかりに沢登りとなる。
〆張場という処から尾根を目がけて登る。
男体山と女体山の間に懸かる鎖場
尾根を詰めると男体山の岩峰と女体山の岩峰との間に懸かる鎖場の基部に着く。
かつてはこの鎖場を登ったが、今日は恐怖感があって、パスしてしまった。少し戻って男体山の巻き道をつかって女体山頂に至った。
この頃に雨が降り出し、山頂をパスして月山経由で尾根を下山した。
月山からの男体山と女体山
今日の行動で、握力、腕力、筋力、岩場のバランス力、歩行力などが低減していると歴然と解った。老化が進んでいて、スリップダウンを5回もしてしまった。特にゴーロ状の石や岩場でのバランスが悪く、身体のふらつきがあって、怖かった。
いよいよ、登山の実践を卒業する時期が来たのかな、と痛切に感じた。