駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

誰にも会わない山:塩の道・後山(11月25日)

木本 桂春
 今どきの平日なら、この周辺の山なら人に遭う事もないだろう。念を入れて道のない藪山を選んだ。
 長野と新潟の県境にある塩の道を糸魚川から県境を超え、長野県小谷村戸止ヘ入る。

f:id:komafun:20201128210047j:plain分校跡 長野県で海の見える学校だったとか
 人の気配のない集落を通過し、20分ほどで道が悪く、車を脇に止める。
 鳥も鳴かなず、獣の気配もしない。落葉踏む音だけ。30分で鳥越峠に到着。

f:id:komafun:20201128210111j:plain峠の石仏 落葉に埋もれ、もうすぐ雪に埋もれる
 塩の道は方々に散策道が交差するので、地図を読みながら位置を確認するが勘の鈍った老人は苦戦する。送電線の鉄塔を見つけ這い上がる。

f:id:komafun:20201128210140j:plain鉄塔から前方の杉林に突入
 杉林の中は想像以上に下草が多く、視界が遮られるので目印テープをつけながら登っていく。30分ほどで杉林突破。

f:id:komafun:20201128210202j:plain葉を落とした明るいブナ林を軽やかに
 あっさりと尾根上に立つことが出来た。

f:id:komafun:20201128210222j:plain南面遠く白馬、雪倉岳の雪山

f:id:komafun:20201128210240j:plain石頭を出していてくれた三角点「三等三角点(後山)標高931.0m」

f:id:komafun:20201128210450j:plain冠雪の雨飾山
 頂上から見えた山、見つけた三角点に気をよくして下った。
 杉林に突入したが、十数箇所付けたペナントが見つからず、木々を頼りに勘で林道へ。
 帰り道の前方に出会った山々。

f:id:komafun:20201128210521j:plain北アルプス朝日岳方面

f:id:komafun:20201128210542j:plainレーニングに登る戸倉山

f:id:komafun:20201128210607j:plain糸魚川駒ヶ岳(雪が付いた方)
 ねらいの通り、静かで誰にも会わない山。雪、若葉の頃に行くことにする。