木本 桂春
今どきの平日なら、この周辺の山なら人に遭う事もないだろう。念を入れて道のない藪山を選んだ。
長野と新潟の県境にある塩の道を糸魚川から県境を超え、長野県小谷村戸止ヘ入る。
分校跡 長野県で海の見える学校だったとか
人の気配のない集落を通過し、20分ほどで道が悪く、車を脇に止める。
鳥も鳴かなず、獣の気配もしない。落葉踏む音だけ。30分で鳥越峠に到着。
峠の石仏 落葉に埋もれ、もうすぐ雪に埋もれる
塩の道は方々に散策道が交差するので、地図を読みながら位置を確認するが勘の鈍った老人は苦戦する。送電線の鉄塔を見つけ這い上がる。
鉄塔から前方の杉林に突入
杉林の中は想像以上に下草が多く、視界が遮られるので目印テープをつけながら登っていく。30分ほどで杉林突破。
葉を落とした明るいブナ林を軽やかに
あっさりと尾根上に立つことが出来た。
南面遠く白馬、雪倉岳の雪山
石頭を出していてくれた三角点「三等三角点(後山)標高931.0m」
冠雪の雨飾山
頂上から見えた山、見つけた三角点に気をよくして下った。
杉林に突入したが、十数箇所付けたペナントが見つからず、木々を頼りに勘で林道へ。
帰り道の前方に出会った山々。
トレーニングに登る戸倉山