藤田 輝己 2020.12.21
12月の初めに崩壊寸前の石垣を大ハンマーやバール等で仮修復まで終了。
この土日の週末は、ガタガタになった目地の修復過程の報告です。大寒波が襲来し、日本海側は大雪に、太平洋側では寒かった先週でしたが、生家の屋敷跡はポカポカの汗ばむ中での作業でした。今日は冬至❕ 冬至の前に終われて良かったです。
目地が外れて、「野積み」のようになった箇所の修復です。
モルタルの材料の砂20Kgとセメント25Kg、重かった~💦
衣装ケースをトロ箱にして、砂とセメントを3:1の割合で良く掻き混ぜ「混和」させる。
ケーキ作りと一緒で、「だま」にならないように混和。混ぜ合わせた材料に、適度な水を加えて粘りが出るまでよく練る。
ここでも「だま」にならないように練る。
ひたすら石と石の間の「目地」にモルタルを塗り詰めていく。
半乾きになった頃、箒や刷毛を水に濡らしてモルタルの表面を軽く洗い流していくと余分な砂粒が流れると同時に、モルタルが乾いた時に艶が出てくる。
天板の「ひび割れ」にも、モルタルセメントを充填して終了。
翌日に掘り出した詰石をすべて埋め戻し、取り残しのキミガヨランが再度芽吹かない様に重石のコンクリート片を置く。
急激な乾燥でモルタルコンクリートがひび割れないように、打ち水をして養生。
石垣修理、完成です。
石垣修復の傍らでは、金柑がたわわに食べごろを迎えてました。
種の少ないお尻がへこんでいる種類の金柑で、我が家ではお正月の小さなお供え餅の上に載せています。(笑)
お正月用に使いたいと思います。
初めて修理した割には、上出来だと自負の修復でした(笑)