谷 和代
各地の雪だよりが羨ましいですが、行けないところは仕方がないので近場の散策です。2月11日、横浜市金沢区野島町にある旧伊藤博文金沢別邸と野島の散策に出かけました。明治21年2月11日は憲法登布式が行われた日のようです。
横浜市金沢区の内川橋バス停で下車して、侍従川と関東学院大学の間の道を真っ直ぐ行くと平潟湾にぶつかる。夕照橋を渡って野島公園の中を行き、239段の階段を登ると野島の展望台(54m)に着く。
眼下には、日産自動車のテストコースが良く見える。何組かの人がベンチで休んでいたが、その中の一人があっという間にトンビにパンを取られてしまった。こんな光景は何度か目にするが、お気の毒様ですね!
展望台からは海の公園の白い砂浜や富士山がうっすらと見えた。展望台を後にして旧伊藤博文金沢別邸へと向かう。
いつもは通れる旧伊藤博文金沢別邸へと向かう坂道が工事中で通れず、登ってきた階段を下って大回りをする。
この別邸に来るのは4年ぶりだ。海に面した客間(帰帆の間)と少し奥の居間(夕照の間)には丁度古いお雛様が飾られていた。
客間や庭園からは東京湾が見えるが、今は八景島シーパラダイスが目の前に見える。博文が東京から来邸するときは船できたそうです。
この野島公園は海沿いの道から展望台へと付近の人の散策コースになっていて、今日もかなりの人が散策をしていた。
昔は、別邸の玄関付近に「明治憲法草創記念碑」が置かれていたが、現在は金沢区の洲崎交差点の近くにある。
明治20年、この付近にあった料亭東屋明治憲法が起草されたことを記念し、昭和10年に料亭東屋の庭に建てられたが、昭和30年東屋の廃業によって野島公園内に移されたが、再び現在の洲崎に設置されたそうです。
野島から見える日産自動車のテストコース
松の木上の獲物を狙うとんび
野島貝塚の碑
展望台近くの野島貝塚(横浜市)のすぐ近くには夏島貝塚(横須賀市)もあります。
展望台からの海の公園の砂浜
野島展望台
客間(帰帆の間)の雛飾り
丸顔の男雛
女雛
海側から見た旧伊藤博文金沢別邸
夕照橋と野島