駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

新酒を求めて「駄馬」での蔵めぐり

藤田 輝己 
 毎年12月に入る頃から、日本酒の各蔵元では新酒が出来上がります。
 今回は9月のブログ記事で取り上げて頂いた「元は麒麟、今は駄馬」の鉄馬で、今の季節しか飲めない新酒を求めての蔵元めぐりをご紹介します。

f:id:komafun:20210216094042j:plain久保田酒造株式会社 弘化元年創業(1844年)

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相模灘さがみなだ):爽やかな香味の純米吟醸はバランス良く飲み飽きしない食中酒で相模灘の定番商品。

f:id:komafun:20210216094106j:plain大矢孝酒造株式会社 文政13年創業(1830年

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残草蓬莱(ざるそうほうらい):馥郁のある滋味深いお酒。 食事をしながら「ゆっくり」を楽しめるお酒です。

蔵元内にある大欅の樹木は、初代当主がこの地に住み始めたときに家が栄えるようにと欅を植えたのが400年を超える年輪を重ね、今も蔵元を見守っています。
愛川町の特別樹木にも指名されおり、鉄馬が小さく見えるくらい大きな欅の大木です。

f:id:komafun:20210216094204j:plain本日の1本 ❕  3月頃に上槽される昇龍蓬莱はお薦めです
 

f:id:komafun:20210216094225j:plain泉橋酒造株式会社 安政4年創業(1857年)

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「酒造りは米作りから」の信念のもと、全国でも珍しい「栽培醸造蔵」として海老名市をはじめ近隣地区で酒米栽培から収穫・精米・醸造まで一貫して行っている。
 トラクターを所有している蔵元はうちくらいでは?と、話す橋場社長の酒学トークは必見・必聴です。 純米酒のみ醸造

3蔵とも丹沢山塊の伏流水、相模川系の伏流水を使用して醸造しています。

f:id:komafun:20210216094521j:plain今期初めての新酒「楽風舞しぼりたて」 いずみ橋のトレードマークは「トンボ」

 f:id:komafun:20210216094547j:plain第2弾の「粉雪にごり酒」と「活性純米にごり酒
 蔵は売店の酒友館
 ラベルの雪だるまの右下にあるのは「トンボの越冬卵」、トンボが住める綺麗な低農薬の田圃から出来る酒米です。

f:id:komafun:20210216094714j:plain「おうちで蔵びらきセット」

 毎年、いずみ橋酒造では2月11日の建国記念日を入れた(今年だと11日~14日)4日間を蔵開きとして一般開放を行ってきました。 例年12~14種類の造りの違う日本酒の試飲会と、蔵見学会を行っていましたが、今年はコロナ禍の影響で蔵開放が困難と言う事で、「おうちで蔵びらき」セットを販売し、オンライン蔵開きと言う事になりました。 写真は蔵びらきセットを鉄馬で受け取りに行ったときに、酒友館の周りにある「照らす席」(テラス席)にセット内容を並べて撮影したものです。

 11日より蔵開き動画サイトにアクセス出来るようになり、この中でお楽しみ抽選会でのプレゼントが貰えると言う内容のセットです。 300ml瓶5本、新酒の酒粕、杯2枚、左は麴だけのノンアルコール甘酒で、酒友館でセットを引き取りに来た人にはプレゼントでした。
 右側にある杯は毎年違うデザイン・色合いで、蔵開き当日はこの杯で新酒やその他のいずみ橋酒造のお酒を頂きます。杯を落としたりして割ってしまったら試飲は出来なくなりますので、参加者の皆さんは慎重になります。
私はこの蔵開きには10年以上参加していますので、それぞれデザイン・色合いの違う杯を十数枚持っています。 11日は子供やいとこ達とオンライン蔵びらきです。

f:id:komafun:20210216094830j:plain蔵びらき案内

f:id:komafun:20210216094900j:plain5種類のお酒のレシピ