木本 桂春
9月4日、仲さんのメールで木祖村・湯川さんの北村さんに関する信濃毎日新聞記事を読み、二十年ほど前にアンモナイトに関心の深い北村さんを案内して、北アルプスの栂海新道の菊石山に同行しました。
この尾根周辺の地球生誕の歴史からアンモナイト(菊石)のことなどを教えていただきました。菊石山は登山道を開いた時にアンモナイトが発見され、菊石山と道の開拓者・故小野健さんが命名されました。
本来なら戸台へ行きたいのですが、高齢とご時世なので近くのこの山で北村さんを偲んできました。
白鳥山
ナナカマドの実
頂上から下って登る、苦しい下駒ヶ岳への道です。
下駒ヶ岳の北谷源流の大崩壊です。右の緑のピークが菊石山
雲の中が犬ヶ岳です。
頂上直下の大崩れ、2-3年後には道の大改修でしょう。
下駒ヶ岳
今日は背伸びしても山は見えません。すぐに菊石山側へ下ります。若い頃はこの上り下りは楽に通過できたのですが、今、この年になって通ってみると、朝日岳から親不知へは下駒ヶ岳が最難関のような気がします。
岩にトラロープ。3か所くらいあります。
登山道の横の岩場と霞む下駒ヶ岳
ミカエリビジンの花と蝶
菊石山直下の境川・北谷源流部(付近の谷は化石の宝庫と言われます)
菊石山
短い時間ですが、北村さんと昔話をしてきました。化石ばかりでなく、山登りの事、植物の事、文章の書き方など、沢山の事を学ばさせて頂いた先生でありました。
感謝の気持ちを心に、転ばないように注意して下山しました。