清水川 修
令和4年5月5日、今日も太平山の古道を探索しました。
菅江真澄『つきのおろちね』の不動の滝探訪です。
「行く左手の岩に阿修羅明王が安置されていた。不動の滝は南に向いて高い岩の間から落ちていた…」今は右岸を高巻いていますが、真澄の時は川を渡って左岸を高巻いていました。図絵は国立公文書館DBからです。
滝を越えて、古道がある対岸に渡り、大杉のふもとにある古い観音像を探しました。
手袋をして手で土をかき分けて探し出しました。
「明和五年」の年号が刻まれているはずですが、確認できませんでした。太平山でもかなり古い石仏です。雪崩を避けるために元の土の中に埋め戻し、後日もっこを担いできて安全な場所に安置します。
雪渓をたどって838mの尾根まで登って帰りました。
奥岳と弟子帰岳を臨むことができました。