木本 桂春
この山は黒部川の愛本橋を起点として尾根が剱岳に続き、「剱岳北方稜線」と呼ばれ、雪のある時期には難関ルートとして挑戦者の多い山で、その入り口が僧ヶ岳でした。
今日は黒部市宇奈月から車で1100mの駐車場まで入り、そこから歩きます。
1200m付近に登ると深緑の中に山毛欅が葉を食われて立っていました。マイマイガという毛虫に食われたものです。
マイマイガに新芽を食われた山毛欅の大木
植物の生命力は害虫が去った後から新芽を吹きだし、春の若葉を芽出し、様相が黄色の紅葉に見える所もありました。
天気もいいので多くの人が追い抜いていきます。かつて、僧ヶ岳の奥の駒ヶ岳付近でモリブデン鉱を掘っていた時の鉱山道を通り、3時間、1800mのお花畑に到着。お目当てのニッコウキスゲの群落は終わっていました。
名残のキスゲ
シモツケソウ
ウスユキソウ
頂上の西側から見た、ニッコウキスゲと毛勝山
友達が登っていたので、健闘を祈り、下山しました。