駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

高松山に行く

谷 和代
 皆さん活発に行動していますね?
 私も11月27日日曜日、山仲間から誘われ出かけることにしました。
 御殿場線はかなりの混雑でした。山北駅で下車したのは数組でしたが、改札で「スイカ」が使えないと説明され、困っている人を見るのも久しぶりでした。
 登山口の入口付近は新東名高速の工事中で、上るに連れてかつての登山道が寸断され、アルミの仮設階段を上ったり下りたりのう回路でガッカリしました。
 植林帯に入りやっと登山道らしくなり1時間10分でビリ堂(馬頭観音)に到着。この変わった名前のビリ堂は、文化10年五穀豊穣を祈って建立したもので、この山で一番最後(ビリ)の観音堂だからビリ堂と言われているそうです。
 ここから山頂まではかなり道が荒れていてわかりにくいですが尾根に出るとなだらかになり5分で山頂に到着。
 12時を少し過ぎての昼食。
 高松山山頂はなだらかな草原で、目の前に富士山を見て、その左に金時山、明神が岳、明星が岳が見え、その先は真鶴半島、相模湾が見渡せますが、今日は少し霞んでいました。
 下山は尺里峠(ひより峠)に向かい、山北駅に戻る予定でしたが、折角なので最明寺史跡公園に寄ることにしました。
 高松山を下ると馬の背、そして尺里峠(ひさり)から第六天に下り、集落を過ぎて再び階段を登ると最明寺史跡公園に着きました。
 最明寺は真言宗名刹として鎌倉時代 源延という僧侶が建立したもので源延の600回遠忌を4月10日に定めたことから最明寺祭りが4月10日に行われています。
 最明寺史跡公園は花の寺としても有名で春は松田山の西平畑公園へ「松田山みどりの風自然遊歩道」を歩く家族ずれが多いそうです。今度は花の季節に歩いてみようと思います。
 また、高松山は花の多い山で田中澄江の「花の百名山」に載っている様です。我が家のどこかにあるはずなので探して読み直してみようと思いました。

相模金子駅からの富士山

農道途中からの高松山入口標識 

新東名工事のためのう回路 

やっと落ち葉を踏みしめて登山道に入る

マツカゼソウ

ビリ堂の観音

ダンコウバイの黄葉

高松山山頂(801m)

真ん中が金時山、その左奥(雲の中)が明神ケ岳、手前(半分が)明星ケ岳(箱根外輪山)

雲の上の富士山

山頂から長い階段を下りると馬の背の標識、ビンの中はヒル除けの塩です

真弓ケ丘の標識近くの大きなマユミの木

今日一番きれいな紅葉

最明寺史跡公園の池の周りは沢山の桜の木