駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

北岳へキタダケソウに会いに行ってきました

谷 和代

 今回は北岳の固有種である「キタダケソウ」が見られる時期(6月中旬から7月初旬)に北岳に行く機会があり、28日に台風が接近するという天気予報の中、出かけました。
 28日は台風の影響があり、電車が遅れるかと心配しましたが、無事に甲府駅に到着。そのまま、タクシーで広河原に向かいました。
 雨の予報もあり、降られることを覚悟の登山でしたが、うす曇りの中、広河原を11時40分出発しました。
 花々を眺めながらゆっくり歩いて白根御池小屋に15時に着きました。山小屋はウン十年前と違い、綺麗な小屋になっていました。


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白根御池小屋

 29日、夜中に雨が降っていたので心配しましたが、朝は小雨となっており、5時50分、白根御池小屋を出発しました。
 雪渓を上ると、薄日も差してきて雨具を脱ぎ、花々に癒されながら草滑りを登りました。
 肩の小屋には9時15分に着き、不要な荷物を預けて山頂を目指します。雨にもあわずに10時30分、山頂に到着しましたが、ガスの中で、周囲の展望は望めませんでした。

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北岳山頂での記念写真

 いよいよ念願の「キタダケソウ」を探しに山頂を下ること30分。ついに、北岳固有種の「キタダケソウ」を発見しました。
 しっとりと露を含んだ「キタダケソウを堪能して、もと来た道を山頂経由で肩の小屋に12時50分に戻りました。

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念願の「キタダケソウ」はしっとり濡れていた

 夕食後、明日の天気を確認し、早めに就寝しました。
 30日、天気予報通りの雨と強風の中、5時40分、小屋を後にしてひたすら下り、広河原に10時に着きました。
 タクシーで芦安温泉まで行き入浴し、無事我が家に帰りました。
 「キタダケソウ」、晴れていたらもっと綺麗な花なのかと少し残念でしたが、見られて良かったです。
 ほかに咲いていた花は、シナノキンバイ、キバナシャクナゲ、イワウメ、オヤマノエンドウ、ハクサンイチゲショウジョウバカマ、ハクサンチドリなどでした。


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オヤマノエンドウ