藤田 輝己
6月27日、本日、関東地方の梅雨明けが発表されました。
6月中での梅雨明け発表は関東甲信では最も早く、梅雨の期間も最短となった記録のようです。
そんな梅雨明けを察知したのか? 昨日までは強い南風が吹き込み空も曇り空でしたが、今朝はなぜか?3時30分に眼が覚め、ベランダから空を眺めると雲も風も無く穏やかな夜明け空でした。
今年は大規模な惑星直列(惑星のパレード)が観察される年で、太陽系の惑星、水金地火木土天海冥と9つの惑星を太陽から近い順に覚えたかと思いますが、その惑星すべてが直線的に一度に観察できるのが惑星直列です。
(今、冥王星は「準惑星」に降格されてしまいました。)
惑星の数に応じて、ミニパレード:3つの惑星、小パレード:4つの惑星、大パレード:5~6つの惑星、フルパレード:太陽系の惑星すべて(冥王星も含む)が、太陽を中心に廻っている軌道上で一直線に見えることを言います。2022年6月24日がフルパレードで太陽系の惑星すべてが見える日でした。
肉眼で観察できるのは、水星、金星、火星、木星、土星ですが、後の惑星は天体望遠鏡が無いとみることは出来ません。
眼が覚めてしまったので天頂を大きく見られる場所まで早朝?真夜中?の星空散歩をして来ました。
日の出は4:27の予定で、1時間前の東の空です。
下弦の三日月と金星、火星、木星が肉眼では見えますが、スマホのカメラでは限界ですね。
辛うじて木星が写っていますが分かりますか?
倍率を上げての撮影で「月と金星」 金星と太陽の間に水星が在るはずですが、
水星は緯度の低い位置と日の出の直前や、日の入り直後などの条件が揃わないと無いと無理なようです。
倍率を上げての撮影で、「火星と木星」です。左側が火星、明るい星が木星。
この時間では「土星」は、西に大きく移動しており夜空も漆黒です。
早朝の涼しい中での夜空散歩でしたが、ミニパレードの3つの惑星が見えるのは年に2回、小パレードの4つの惑星は年に1回、大パレードの5~6つの惑星が見えるのは19年に1回、フルパレードの太陽系8つの惑星すべてが見えるのは約170年に1回とされていますが、NASAによると次回のフルパレードでの太陽系の惑星すべてが一直線に見えるのは2040年9月8日とのことです。
その前に、今年は早い梅雨明けでしたので、天の川をはさんでの年に一度の織り姫と彦星のロマンスも今年は見られるかもですね。
涼しい中での夜空散歩もお勧めですよ。