駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

鈴鹿山脈2山を登る(2:藤原岳)

谷 和代

 4月20日、友人と山を歩き始めた頃福寿草を見に行く計画をしたが、雨で行けなかった藤原岳にやっと登りました。
 湯の山温泉からバスで大貝戸道登山口に到着。地元の安全登山キャンペーンの人達大勢に迎えられた。
 登山口の神武神社に参拝し、ヒノキの樹林の登山道を登るが、土曜日とあって大勢の人達と抜きつ抜かれつ行き、8合目で大休止、カタクリの花が迎えてくれた。
 更に登って行くと沢山の花が左右に次々に現れる。
 急斜面には、福寿草も幾株かに花が残っていた。今日は一人でないので止まって写真は撮れず、小休止に花の撮影となる。
 視界が開けると藤原岳山荘の前に着く。避難小屋だがバイオトイレがあった。
 ここにも沢山の花があり、花の百名山の名のとおりだ。
 山頂まで20分。山頂は今日も黄砂の影響か周囲は霞んでいる。
 さわやかな風に吹かれてゆっくり昼食。下山はガレ場の急斜面の孫太尾根を慎重に下る。左右にはイチリンソウフデリンドウが疲れを癒してくれた。

 下山後、入浴し、名古屋駅から帰路に就いた。
 山頂に書かれていた鈴鹿セブンマウンテンは、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳御在所岳、鎌ヶ岳、雨乞岳、入道ヶ岳だそうです。
 咲いていた花:キランソウカタクリ、ユリワサビ、ネコノメソウ、ヤマネコノメ、ハナネコノメ(赤い猫の目は見られなかった)、フクジュソウキクザキイチゲアズマイチゲヒロハノアマナ、ミノコバイモ、イチリンソウニリンソウミスミソウ(たった1輪咲き残っていた)、トウゴクサバノオ、ヒトリシズカ、カテンソウ、シハイスミレ、ミヤマハコベ、ミヤマカタバミショウジョウバカマ、ヤマエンゴサク、ムラサキケマン、ヒロハヘビノボラズ。セツブンソウは時期が遅く見られなかった。

これから登る藤原岳の山頂は左、右が石灰岩採石場。見る位置で武甲山に似ている(バスの中から)

神武神社に参拝する

トウゴクサバノオ

ヤマエンゴサク

ミノコバイモ

ミノコバイモの花の中

ミヤマカタバミ

カタクリ

アズマイチゲ

ヒロハノアマナ

フクジュソウ

避難小屋前のバイオトイレ、左には山頂への登山道が見える

念願の山頂でパチリ

ミツバツツジ

フデリンドウ

ヒトリシズカ

急下降の斜面を終え山頂を振り返る

イチリンソウ