駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

「チバニアン」露頭観察

仲 徳治

  3月6日、千葉県市原市田淵の「チバニアン」露頭観察を5名の仲間(田口、川久保、北村、高光、仲)で行ってきました。

 (「チバニアン」とは、ラテン語で「千葉時代」といいます。地球磁場のN極・S極は不定期に繰り返し反転しており、過去360万年に11回逆転しているそうで、そのうちの77万年前の逆転が確認された地層が千葉県の養老渓谷に残されており、地球史上も重要な地層と認められ、命名されたものです) 

イメージ 1
チバニアン(中期更新世)露頭の説明板

イメージ 2
12.6~77万年前の地磁気逆転が確認された地層の露頭面(ほぼ南北方向で西側から観察できるので、地層は緩やか北(左)へ傾いている)
(国指定天然記念物)


イメージ 3
現地で参加者記念写真

イメージ 4
地磁気逆転層露頭をつくる養老川河床(この辺りは緩やかに北流する)は、細粒砂岩・シルト岩・ネンド岩ゆえでしょうか、河谷が箱型に浸食されています。

 地磁気逆転層を観察した後、市原市の「上総國分寺跡」及び現國分寺も訪れました。

イメージ 5
上総國分寺西門跡
国分寺は西(奈良?)を向いている?
応永年間(1394-1427)頃まで存続したが、その後荒廃したそうです。

イメージ 6
上総國分寺の後継寺院である現國分寺

 今の國分寺は元禄年間(1688-1704)に再興され、奥にある薬師堂(正徳6(1716)年建立)と仁王門は後に設けられたそうです。
 この寺の現住職は、今日の先生でもあります北村さんの学窓の弟さんでした。
 なお、「チバニアン」に関する詳細はインターネット等を参照ください。