駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

奥羽山脈の薬師岳に登りました

小笹 鉄文

 7月10日、薬師岳(1218m)に登り、ニッコウキスゲのお花畑を見ました。

 「あきた山の学校」の山行で、6時に秋田市内を出発し、2時間かけて大仙市太田町真木渓谷の甘露水登山口に到着しました。

 中学生2人と元気な女性たちが主体の11人のパーティーです。

 薬師岳は、奥深い和賀岳(1440m)まで続く登山道の中間にあり、山域に広大な原生自然が残っています。

 「あきた山の学校」を創設した故藤原優太郞氏(登山家で山岳ライター)が、貴重な自然を守るために仲間と結成した「和賀山塊を愛する会」ゆかりの山です。

 深い渓谷から急斜面をひたすら登り、薬師岳山頂に着いたのは正午前でした。北に広がる薬師平が黄色に染まっているのが見えました。その東側の奥まった位置に和賀岳が鎮座していました。

 頂上から少し下った薬師平のお花畑は、ニッコウキスゲが幾重にも連なって果てがないように見えました。ニッコウキスゲのほか、チョウカイアザミ、ハクサンフウロ、イブキトラノオなどの花々をかき分けて昼食場所まで行きました。

 ゆっくりコーヒーを飲み、下山にかかりましたが、私ら70代のロートル3人は足が進まず、女性たちに励まされて3時間余で無事下山しました。

薬師岳山頂から薬師平を望む

薬師岳山頂から和賀岳を望む

薬師平のお花畑