駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

鳴神山

谷 和代

 5月2日 群馬県桐生市の鳴神山に行ってきました。
 コマツナギ橋登山口から急坂の登山道は今朝までの大雨でかなり滑りやすく、沢沿い登山道は、途中滑りやすい木の橋を何度も渡り返す。
 しばらく歩くと鉄柵で囲まれたところがあり、中にはまだ蕾のラショウモンカズラの花が保護されていた。
 次は、ヒイラギソウがネットで保護され、途中には雷神岳(なるかみたけと読む)御神水も流れていてワサビだもあった。
 再びネットがあり、ルイヨウボタンが保護され、カッコソウは広い範囲に鉄柵があり、鹿の食害から守られていて、地元の有志が保護・管理していて、協力金500円を払い、缶バッチをいただく。
 カッコソウはかなり咲いてるが元気がなさそう、少し花が下向きなのは朝までの雨のためと説明された。地元の方が珍しいカヤランの花を見せてくれ、昨日の強風で木から落下したとのことだ。 
 少し登って椚田峠、山頂を目指してミツバツツジの咲く道を行くと岩場にヒメイワカガミが咲き、この辺一帯がアカヤシオの群生しているところで、シカの食害から守るため幹にビニールテープが巻かれていた。
 鳴神山(双耳峰)の山頂の一つの仁田嶽に着く。一旦少し下り、登り返すと鳴神山(桐生嶽)980mに着いた。晴れていれば、360度の展望だが、今日は赤城方面、日光の男体山筑波山は確認できたが、浅間山や富士山は見えなかった。
 急な岩場を慎重に下ると鳴神山神社があり、5月第一日曜日(5月5日)がお祭りと書かれていた。5日は日曜日なので大勢の人がお参りに来ることでしょう。新しいなるかみ小屋もあった。
 鳥居前を左折、岩のゴロゴロする沢沿いの道を大滝登山口に下った。

 *湯川さんの家の庭のカッコソウ(郭公草)は、とても綺麗な色でした。調べてみたらサクラソウ科で別名をキソコザクラといい、学名にも木曽が付くが、木曽の山地で自生が見つかっていないそう。関東地方北部に分布。シコクカッコウソウは花の中心が黄色いそうです。

 鳴神山は自生でしたが、鹿の食害でなくなり、現在は、椚田峠下付近に鉄柵で保護。増えたら、鳴神神社下の昔咲いていた場所にも植えたいそうです。柵やネット越しにみるのは悲しいが絶滅を避けるため仕方ないですね。

 咲いていた花:カッコソウ、ヒラギソウ、ミツバコンロンソウ、トウゴクサバノオ、ヒトリシズカフタリシズカ、フイリフモトスミレ、アカヤシオ(咲き残り)、ヒメイワカガミムラサキケマンフタバアオイ、ルイソウボタン、ミツバツツジヤマツツジ、ミヤマハコベ、
 

コマツナギ橋登山口

木の橋を何度か渡る

いずくの滝

フタバアオイの小さな花

咲き始めのヒイラギソウ

ヤマブキソウも咲き始め

雷神岳神社 御神水

ルイヨウボタン

フイリフモトスミレ

カッコソウ

珍しいカヤラン

誰が彫ったのか お地蔵様

四辻の椚田峠

新緑の中のミツバツツジ

ヒメイワカガミ

展望台から赤城山方面

ヤマツツジ

鳴神山 双耳峰の一つ仁田嶽

鳴神山(桐生嶽)

不動滝

カンバッジ