アメリカ西海岸旅行 - 駒ヶ岳ファンクラブ

谷　和代

　暑い日々が続いていますが、ファンクラブの皆様も元気でお過ごしでしょうか。
　ハワイには行ったことがあるがアメリカ本土にもと一度はと思い、５月に申し込んだが参加者が集まらず７月出発のヨセミテやグランドキャニオンなど９大絶景周遊旅行に参加した。

　７月４日、サンフランシスコ到着。フィッシャマンズワーフ、その近くの大谷翔平がおいしいと言ったハンバーグショップ、ゴールデンゲート（金門橋）などを周りヨセミテへ向かうが、途中山火事に会い道路が通行止めとなりう回路を使って夜遅くヨセミテ着。

　７月５日、ヨセミテ国立公園は南口と北口から入れるが、昨夜の火事で北口が閉鎖され、大渋滞の南口から入った。公園内を40分ほど走り、トネルビュー展望台、エルキャピタン、ヨセミテ滝を周った。いくつかの街や砂漠地帯を走り、７時間かけてバーストウ（カリホルニア州）の町に大移動。

　７月６日、ルート40号線を走り、途中から人気のルート66（日本でいうところの古き良き時代の旧道といったところ）の昔の面影を残す町を散策。５時間ほどかけてセドナの街へ。
　セドナは大地のエネルギーが集まるボルテックが点在するパワースポット。ボルテックス（大地からの強いエネルギーが渦巻きのように放出されること）の一つエアポートメサを見晴台から見てウイリアムズ（アリゾナ州）へ。

　７月７日、いよいよ　グランドキャニオン国立公園へ、公園内にはいくつかビューポイントがあり、その一つのマーサーポイントから雄大なグランドキャニオンを見学。本当はトレッキングがしたかったが、単に展望台から眺めるだけなのが残念だ。
　グランドキャニオンの大峡谷の長さは、新幹線の東京、新米原駅間とほぼ同じくらいの445km。眼下にはトレッキングコースを移動する人が蟻のように小さく見えた。
　次に向かったのは、ユタ州とアリゾナ州に跨るモニュメントバレー。風が吹くと赤土を舞い上がらせる西部劇の世界。
　ナバホ族の案内人が車で未舗装の道を走り、手袋岩や３人姉妹岩（Ｗ岩）、広大な敷地は多くの西部劇の撮影場所を見渡す（ジョンフォードポイント）を見学。昼食で食べたトウモロコシを粉にして焼いたナバホ族の食べ物がおいしかった。（ナバホ族ではアルコールが禁止されている地域で男性たちは猛暑の中、ビールが飲みたいとつぶやいていた。）ペイジへ。

　７月８日、ナバホ族の案内人の車で、ドライクリーク（雨が大量に降ると川になる）を走り、アンテロープキャニオン観光に向かう。川の中の岩が裂けたような入口から入り、高さ20ｍ、長さ150ｍほどの狭い通路に上からの光が差し込み岩肌がいろいろな色と形に見える幻想的な世界だ。この幻想的な世界は鉄砲水によって作られたそうだ。
　その後、コロラド川が馬蹄形に蛇行するホースシューベントを展望台から見学。観光客を乗せたジエット船も小さく見えた。
　午後はザイオン国立公園へ、巨大な岩が作り出す岩の芸術と言われ春の緑の季節は岩肌に花も咲き美しいようだ。見上げる岩の大きさに圧倒される。ハイキングを楽しむ人達も見かけた。公園を後にラスベガス（ネバタ州）へ。

　７月９日、フレズノへの大移動。途中レッドロックキャニオンという赤い岩山を見て、今、人気になっているという七色の岩を積み重ねたセブン・マジック・マウンテンズを見学し、最後の宿泊地フレズノ（カリフォルニア州）に着いた。

　７月10日　フレズノから４時間ほどでサンフランシスコ空港に着き、帰国の途に。
　８日間のアメリカ西海岸の旅は気温36～45度までと高く、肌がチリチリとした感じになるが湿気が無いので汗はあまり出ず、日本の蒸し暑さよりは楽だった。
　兎に角、広いアメリカの移動時間が長く、９日の車中は冷房が利かず暖かい風が出てきて車中でうちわやセンスを使い、途中、予定外の休憩で車のエンジンを休ませた。

①独立記念日の７月４日　フィシャーマンズワーフのピア39は大勢の人で賑わっていた