駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

騏驎も老いぬれば駑馬に劣る(きりんもおいぬればどばにおとる)

藤田 輝己
 「騏驎」とは一日に千里を走るという駿馬(しゅんめ)、「駑馬」は走るのが遅い駄馬(だば)のことで、名馬も年をとってしまうと、駄馬にも負けてしまうということ。
 どんなに優れた人物でも、年老いて衰えてしまうと、凡人にも及ばなくなり、劣ってしまうということ。 (ことばライブラリより引用)

 さて、Iron Horse(アイアン・ホース)=鉄の馬」と言えば、本来は蒸気機関車を指す言葉だが、オートバイを意味する場合もある。
 今は大型バイクが疾走する世の中で有るが、1969年に750cc(ナナハン)が販売されるまで、ホンダドリームCB450はホンダバイクの頂点を走っていた鉄馬である。
 発売当時は「オートバイの王様」、「初心者にはお勧めできません」のキャッチコピーの通り、外国製の大型バイクに匹敵する実力を発揮、走りは豪快で乗りこなすにはそれなりの腕が必要とされた世界レベルでも最高品質のオートバイであった。
 そして、そんな最高な鉄馬は私が憧れたオートバイの1台で有る。
   

f:id:komafun:20200927215210j:plainホンダドリームCB450K‐1

f:id:komafun:20200927215227j:plain松本市奈川高原にて(2013.9)

 CB450K‐1の概要は、CBシリーズのフラグシップモデル的存在として、1965年4月に発売された排気量444cc空冷4ストローク2バルブDOHC2気筒のエンジンを搭載している。
 当時最速と言われたトライアンフT120ボンネビルは、排気量649cc・最高出力46ps/6.500rpm のOHVエンジンを搭載しており、ボンネビルの性能をターゲットに、450cc相当のエンジンで十分との設計の元、DOHC2気筒世界初のトーション式バルブスプリングを使い、最大出力43ps/8,500rpmを得て、0 → 400m/13.9秒・最高速度181.96㎞/hrをマークした俊足の鉄馬(オートバイ)である。
 ナナハンが販売されるまではこの「俊足」を武器に日本全国で白バイとしても活躍した。
 そんな名車と言われた鉄馬も年を取ると駄馬にも劣るで、今では信号待ちでの出足は50ccのバイクに負けてしまいますが、スロットル全開では往年の俊足も蘇りますが、無理せずに老鉄馬は大事に乗って行きたい家族です。
 今年は車検の年で、初年度登録が昭和45年ですから走り始めてから50年が経つ「駑馬ですが現役の鉄馬」です。
f:id:komafun:20200927215330j:plainお友達のモデルとなった「トライアンフ・ボンネビル」とツーショットのCB450 K‐1 
f:id:komafun:20200927215455j:plain藪原駅にて、これから湯川さんの「水の駅」に向かう途中です。

f:id:komafun:20200927215527j:plain残念ながらお仕事でお留守でした。

f:id:komafun:20200927215544j:plain味噌川ダムサイトにて休憩、木祖村を眺める。

f:id:komafun:20200927215610j:plainエンジンの形状から「ミッキーマウス」とも呼ばれる。DOHC 450 大型車です。

f:id:komafun:20200927215630j:plain200km/hまであるスピードメーター。100Kmを超すと振動が大きくなり怖い!

f:id:komafun:20200927215650j:plain新酒の買い出しに、神奈川の地酒「相模灘」の久保田酒造にて。

 今回は、「駒・馬」繋がりでアイアン・ホースの鉄馬(オートバイ)を取り上げて見ました。 諸先輩の中にも若かりし頃にオートバイで青春の風を感じた方も居たかも知れませんね。
 2013年9月に信州へのソロロングツーリングとして、神奈川から山梨の実家で一泊してから、R-20を走り茅野から杖突峠を経て高遠、伊那、権兵衛トンネルを抜けて、木曽町から木祖村へ、湯川さんの「水の始発駅」を訪ねましたがお仕事でお留守でした。
 木祖村から味噌川ダムを見学して境峠を越え、松本市奈川高原の毎年スキーではお邪魔しているペンションに泊まり、翌日は野麦峠を越えて高山市御嶽山の麓の木曽街道を走り長峰峠、開田高原、木曽町へ、再び権兵衛トンネルを抜けて、伊那インターに出て帰りは中央道で一気に神奈川までと言うツーリングでした。
 2泊3日約650Kmの走行で秋の風を満喫した旅でした。 
 今は、写真の中にもあるように、相模川沿いに点在する造り酒屋さん3軒の新酒が出来る時期には必ずこの元駿馬を駆って買い出しに出かけています。