清水川 修
10月25日から3日間、秋田県由利本荘市付近にあった由理柵という古代の城柵の発掘作業を手伝ってきました。
17日に初冠雪が確認された鳥海山です。
この時期の登山にはピッケルとアイゼンと厚手のヤッケは必須です。
重機でトレンチを掘り、手作業で泥を取り除くと、古代の切り株が出てきました。
秋田県での発掘は西暦915年の十和田湖のカルデラ噴火の火山灰の層が目印になります。切り株の上部に火山灰の層があり(破線部分)、切り株が十和田噴火以前の地層にあることがわかります。
今回の発掘では期待していた柵跡につながるものは出てきませんでした。泥だらけになりましたが楽しかったです。