清水川 修
福島以南では連日猛暑が続いております。どちらも猛烈な暑さだとご推察しています。
今度の大雨について秋田市川尻（９６歳の母親のいる実家）・金照寺山では以下のような対応でした。戦時中くらいまでは秋田市も結構水害があったのですが、今の秋田市民は水害体験が初めてで、大雨でも乗用車で出歩いているのでいたるところに水没車両が放置されています。駐車場で水没した車もたくさんあります。
7/17早朝に金照寺山から歩いて川尻に来ましたが、途中の住宅街は泥だらけでこれから大掃除です。秋田市は400年前に佐竹が作った城下町ですが、とくに秋田駅東側は防御の必要がないほどの湿地帯だったそうです。住宅地の仁井田や泉や楢山、築地には所々に河川の痕跡地があります。川尻や寺町、大町、保戸野は高燥の畑地帯で水が上がることはありません。佐竹の武士は変な人たちで、住みやすい尾根筋を農民や町民に与えて、自分らは湿地帯に金照寺山を削った土を入れて武家町としました。そんなところが所々浸水しましたが広範囲すぎて被害状況はまだ把握されていません。
7/14
14:00 雨が降り始める。
20:00 子供（東通在住)が金照寺山の家に車を退避させた。
子供はスマホで災害が発生すると全兄弟・親に連絡してきた。
23:00 私は川尻に行って泊まる。
7/15
3:00 雨が強まる。
5:00 金照寺山に軽トラで戻るが太平川も旭川もさほどの状態ではない。
9:00 再度金照寺山に軽トラで行くが太平川も旭川も満水状態で今夜も川尻に泊まると決める。
11:30 太平川氾濫が報道される。
18:00 川反の土手長町で旭川沿いの歩道が崩落する。
18:30 歩いて登町まで行くが怖くて川尻に戻る。
7/16
3:30 雨があがっているので軽トラで国道13号線を走って金照寺山に行く。帰りに楢山を見に行くが築山小学校の前から浸水しているので国道経由で川尻に戻る。
子供の家は寸前で床下浸水を免れ、深夜まで町内の車の移動を手伝い、被害状況を町内の人たちに伝えたという。
6:00 市内は消防車のサイレンが鳴り響き、雄物川が危険水位に達したと報道される。
秋田大学病院と中通病院が浸水して救急患者の受け入れが出来なくなる。
東通、広面は下水ポンプ場が水没して下水が使えなくなる。
9:00 川尻のスーパーに食料を仕入れに行けば、開店早々なのに同じ目的の人々で大賑わいであった。
14:00 歩いて金照寺山に戻る。各所で水没車両が放置されている。
2013/7/16水没して放置された車両 秋田市登町にて
