駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

伊達さんの投稿を見て

湯川 喜義
 伊達さんの投稿に「うど汁」のことがありましたので、我家の「うど汁」を紹介したいと思います。
 「うど汁」は、信州味噌ベースの汁に「うど(茎も葉も)」と「鯖の水煮」を入れて煮たてた汁で、5月下旬から6月上旬の季節限定で、野趣たっぷりの汁物です。
 他の家では、「うど」の他に季節の野菜や油揚を入れることもありますが、我家では上記のとおりのシンプルなものです。
 同時期に北信地域(県の北の地域)では、「根曲がり竹(チシマザサの筍)」と「鯖の水煮」の「タケノコ汁」という汁物がありますが、私は「うど汁」の方が味に奥行きがあって好きです。(もっとも、南信地域にはチシマザサがないため、筍が入手困難なこともありますが・・・) 
 この時期になると信州では「鯖の水煮缶」が品薄になるとまで言われていたり、「鯖の水煮缶」の最大消費地は長野県であるとも言われています。
 さて、木曽地域の初夏(6月上旬から7月中旬)の郷土銘菓としては、「ほおば巻き」があります。
 「ほおば巻き」は、米の粉の練り物にあんこを入れた団子をホオノキの葉(いわゆる「ほおば」)で包んで蒸したもので、「ほおば」の良い香りがする菓子(食べ物)です。
 「ほおば」は殺菌作用があり、昔から山仕事に行く時に、おにぎりなどを包んで持って行ったり、家庭では寿司を包んだ「ほおば寿司」やお皿として使ったりしています。
(飛騨には「ほおば味噌」というものがあります。)

ついでに、今咲いている我が家の庭の花を紹介しましょう。
・オオヤマレンゲ
 花の命は短く、純白の姿が見れるのは数日で、すぐに茶褐色に変色してしまいます。
バイカウツギ
 こちらは長持ちして、一週間ほど純白の花が見られます。
 花びらは落下して散り、地面に白い絨毯があらわれます。
ミソガワソウ
 木曽川の源頭部は地元では味噌川と云っており、ここで発見されたことにより「ミソガワソウ」と命名されました。