清水川 修
11月5日、太平山野田口から県外の登山者が一名奥岳経由で前岳目指して登っていました。
野田口登山道の駐車場に秋田ナンバーの乗用車が一台止まっており、この方が投稿されたのだと思います。
私たちの登山は野田口登山道に置かれている石仏の確認が目的で、一体流出して行方不明になっていたのが残念です。
不動の滝御滝神社の鞘堂に今回の調査の同行者が以前置き忘れた石仏確認の野帳があって、帰りに持ち帰りました。
野帳の資料は『太平山系埋もれた石像』からの引用で、著者は工藤武則さんです。秋田県立図書館に所蔵されており、閲覧することが出来ます。
添付の写真はこの本を見て掘り出した明和九年の年号が刻まれている石仏です。
現在の登山道から外れたところに安置していますが、行動食を供物にしてお経をお唱えしているときに県外から来た若者に追い越されました。この石仏を移動した時、非常な重さに難儀したのは忘れられない思い出です。