駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

鳶尾山に行ってきました

谷 和代

 1月13日、鳶尾山から八菅山(はすげ)・八菅神社をハイキングしました。
 一昨年、大磯の高麗山散策の折、浅間山の三角点について『浅間山の一等三角点は「相模野基線」で直接求めた基線長(約5km)を一等三角測量の三角形とするために設置された三角点』と説明を受けた一等三角点のことを思い出し、今回のハイキングコースを歩くことになりました。
 厚木市のホームページでは「鳶尾山は日本で最初の一等三角点です」と紹介しています。
 本厚木駅からバスで鳶尾団地バス停を下車。降りると今日歩くコースの案内板がありました。

f:id:komafun:20200117173428j:plain案内板
 小さな天覧台公園の脇の216段の階段を登り、鳥居をくぐり尾根道を進むと真新しい金比羅神社に着きました。案内板には金比羅神社跡となっていますが、令和元年再建されていました。

f:id:komafun:20200117175811j:plain真新しい金比羅神社

 金比羅神社から少し登ると立派な展望台があります。展望台からは360度の展望が楽しめますが、今日は残念ながら遠方は霞んで見えませんでした。

f:id:komafun:20200117175902j:plain入口の鳥居脇のビンの中に置いてあった展望図
(この案内図は数枚がセットになっていたことが後で開いた案内図を見て分かった。総数は何枚だったのか?残念でした。)

 展望台から少し下って登り返すと鳶尾山山頂に着く。

f:id:komafun:20200117181241j:plain山頂の立派な山頂碑

f:id:komafun:20200117181308j:plainこれが日本最初の一等三角点

 私が想像した日本最初の一等三角点と分かるような案内板や標識は見つからなかった。残念!
 山頂で休憩中の地元の女性二人から、『「桜の季節」と「若葉が芽吹く頃の季節」は展望台のある山が京都の嵐山のように美しい。ぜひまたその季節に来てください。』と言われました。
 山頂を後にして桜並木の中を下る。ここも昨年の台風19号の被害で沢山の桜の木が倒れている。下って行くと鳶尾峠にでます。分岐を左に舗装路を歩き八菅神社に着きました。
 八菅神社は、行基の開山と伝えられる天台宗修験道場があった神社で、毎年火渡大護摩供養が行われているとのこと。八菅神社鳥居からの参道には大木が多く288段の急な階段を登って奥の院に向かいます。

f:id:komafun:20200117181507j:plain推定樹齢300年というケヤキの大木

f:id:komafun:20200117181539j:plain急な階段

 八菅神社から展望台に向かう。ここ一帯は「いこいの森」となっていて、フィールドアスレチックがあり子供たちが遊んでいた。
 展望台から少し戻って梵天塚の前から明るい樹林帯を下り蜻蛉池に着きました。

f:id:komafun:20200117181635j:plain蜻蛉池

 池から「いこいの森駐車場」を経て舗装路を右に折れ、来た道を鳶尾峠まで登り返します。
 鳶尾峠からはまつかげ団地に下り、まつかげ団地バス停から本厚木駅に戻りました。
 冬の日差しの中、葉を落とした木々の中をのんびりと低山歩きを楽しめました。