駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

鳥居峠を歩く

伊達 樹里
 中仙道歩きをしている友人2人が鳥居峠を歩く計画があるということで、同行させてもらいました。ファンクラブ関連で2回行ったことがあり、街道であるので歩きやすく、しかも草木の緑や花が豊富で、機会があれば、何度でも行きたいところです。2回とも奈良井から薮原でしたが、今回は薮原から奈良井へと歩きました。
 5月8日(日)、好天の連休最終日ですが静かな薮原駅から歩き始めました。
 薮原と言えば、ファンクラブの湯川さんがお住まいです。湯川さんはガイドにお出かけでしたが、コースの上なので、お留守宅でご挨拶だけさせていただきました。
 山道に入ると、ニリンソウが両側に咲き誇り出迎えてくれました。
 登りの途中ですが、上りも下りも人影はほとんどなくて、道端でお昼にしました。 丸山公園、測候所跡、硯水など史跡を訪ねながら、若葉の溢れる道をゆっくり上ります。遠くに雪の残る御嶽も望めて、感動でした。
 どっしりとした栃の大木の群生が見られて、峰の茶屋に着きました。栃の木の花はまだまだのようでした。
 峠を過ぎると、急に風が強く吹きはじめました。
 コースの奈良井側では、一変して、土砂崩れ個所の連続で驚きました。歩けるように復旧されていましたが、通行止め、とネット上では長期に案内されていて、大変な被害だったこと、がよくわかりました。
 風も冷たい風で、あたりは新緑がやっとかな、という状態。薮原側とは気温も気候も違うと感じました。早春の花たちが懸命に咲いていました。
 奈良井の民宿に泊まりました。朝晩は寒く、標高が高いから当然ですね。
 翌9日(月)は雨が降り出し、奈良井の神社仏閣などを歩いたあと、帰京しました。
 3回目の鳥居峠で、初めて遅まきながら分水嶺を認識しました。隣の宿場の薮原も奈良井もどちらも水が豊かで、町の中のいたるところに水場があるけれど、薮原と奈良井を流れる川は同じではなかった。それぞれ、太平洋と日本海に流れる川だったなんて・・・。

薮原の町を見下ろす

つぼみを付けたつつじの木

御嶽が見られました

栃の大木

ヨゴレネコノメソウとキケマン

峰の茶屋の水場

土砂崩れあと

ホウチャクソウ

二人静

強風で飛ばされたカラマツの枝に花がついていた。見上げてもなかなか見られないもの。たまたま見られてラッキーでした。

チゴユリ

奈良井側の新緑

この花をご存じの方教えて下さい。(1)

この花もご存じの方教えて下さい。(2)