駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

念願の牛形山に行く

谷 和代
 6月23日~25日に大人の休日倶楽部パスで夏油温泉に行ってきました。
 毎年8月1日の駒形神社の奥宮登拝が、コロナウイルス感染症以来、県外者を受け入れなくなったので久しぶりの夏油温泉泊まりです。
 23日、雨あがりの夏油温泉に着きました。
 夏油温泉は現在、混浴の外湯{大湯(激熱)・疝気の湯・真湯。女性専用の滝の湯}。内湯は、男女別の白猿の湯・小天狗の湯があります。
 最初に宿泊したころは、洞窟蒸風呂にも入れましたが今は使用できません。
 10回ほど繰り返してゆっくり浸かりさーっとでる。5秒ほどしか浸かれませんでした。
 24日、昨日の雨が嘘のように晴れています。
 思えば、1994年7月初旬、朝4時のタクシーで宿を出て、5時につぶ沼から歩き始め、焼石岳を縦走して経塚山を経て夏油温泉に16時過ぎにたどり着いた時、経塚山から見た山が牛形山でした。
 その後、焼石駒ヶ岳からも何度も眺めていた山で、亡夫とはいつか登ろうと言っていた山で、念願の山です。
 宿のご主人に今日の天気を訪ねると昨日と変わらず、にわか雨があるとのこと。晴れ女の本領発揮し、山頂までは雨に降られないことを祈って宿を7時45分出発。
 熊出没注意の登山口看板を見て登山道に入る。
 20分ほどで林道に出て経塚山との分岐を直進、ブナ林の中高度を上げて行く。水分をたっぷり吸った道はところどころ沼るみ滑りやすい。
 樹林を抜け、ガレ場を通過中には沢山の花々が迎えてくれる。
 再び樹林に入り鷲が森分岐を過ぎると木道の左右には大きくなったミズバショウの葉とリュウキンカ。踏み倒されたミズバショウは熊が歩いた後だと以前奥宮登拝で地元の方に聞いた。
(今日はしっかり。熊鈴も付けてい歩いた。)
 ロープが二本付けられたガレ場の左手奥に雪渓と水芭蕉の花が見え、少し上を見るとシラネアオイの清楚な花が咲いていて疲れが吹き飛ぶ。(北海道の樽前山では見られなかったので嬉しさ倍増!)
 ガレ場を通過し、尾根に出ると正面に焼石岳が見えて来た。足元にはアカモノが咲いている。10分ほどで山頂到着(10時20分)。二等三角点の石柱と古びた看板の後ろに山頂がガスに覆われた焼石岳とその左に経塚山、姿が見えない駒ヶ岳
 早池峰方面もガスの中。上空は晴れているのでガスが晴れるのを待つこと40分。黒雲が現れたので諦めて下山する。7合目で大粒の雨に会うが20分ほどで晴れあがり、滑りやすいガレ場もあり慎重にくだって12時50分夏油温泉に着きました。
 今回も花いっぱいの山でしたが、焼石駒ヶ岳を見ることが出来なかったのは残念だったです。
 26日は、朝湯に浸かり、9時発の宿の送迎バスで北上駅に出て帰途に着きました。涼しい山から家に帰り着いたら、室内温度計が27度でした。

懐かしい夏油温泉

明日登るコース確認、青色のC-1からC-5 の往復

登山口入口

サンカヨウはもう実がついている

林道の牛形山と経塚山分岐

ヤマツツジ

ギンリョウソウ

ツクバネソウ

ユキザサ

タニウツギ

花びらのようなキノコ(名前はわかりません)

ガスの中に経塚山が見えて来る

樹林の下に可愛い花 サワハコベ

ヤグルマソウ


固まって咲いていたオオバキスミレ

これは何? 蛾でしょうか

ヨウラクツツジ

ズダヤクシュ

オオバスノキ

ガレ場のロープ、この付近沢山の花あり

ハクサンチドリ

牛形山と鷲が森分岐の標識

所々に雪渓がある白い花はミズバショウ

ミズバショウ(ボケてます)

牛形山山頂

焼石岳はガスの中

ゴゼンタチバナ

尾根から見る焼石岳

アカモノ

シラネアオイ

レイジンソウの蕾

木道に散り始めたリュウキンカ

これはナメクジ

ブナ林に陽が射して

樹林越しに見る焼石駒ヶ岳

開いた花が見られなかったサンカヨウの蕾

前日登った人が方式の矢印が反対と思い、道迷いになった標識

(私は漢数字の三と読めますが)