駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

4年ぶりの奥州市駒形神社奥宮登拝祭に参加して

谷 和代

 8月1日、コロナで県外からの参加が出来なかった奥州市駒形神社の奥宮登拝祭に、コロナが5類に移行したことに伴い、4年ぶりに県外からの登拝祭参加が認められ、奥宮登拝祭に参加しました。
 駒ヶ岳ファンクラブとしては田中さんと私の二人、元会員の高田さんとも久しぶりに再会しましたが、岩手県の小野寺ご夫妻の参加が無く残念でした。
 7時、駒形神社集合、本殿で登拝祭が行われ、山下宮司さんから今年は奥宮登拝が120年目の節目に当たる年と説明があり、120年を記念して金幣の披露もありました。
 本殿でのお祓いを受けた後、バスでうがい清水に移動、参加者全員でラジオ体操をした後、各班ごとに別れて出発。私たちは1班で8時55分に出発しました。
 ブナ林の中を緩やかに登って行き、元気な若い班に抜かれましたが、上の賽の河原から奥宮を確認し、一旦下った後、登り返した急登をゆっくり登ると懐かしい奥宮の建つ山頂に11時頃到着。
 山頂からは6月に登った牛形山、経塚山と奥に焼石連山が見え、沢山の蜻蛉が舞っていて手や洋服に止まる。
 昼食の後、例年おなじみになった自家製ブルベリーの蜜をかけたかき氷をいただき、一息ついて奥宮登拝祭が行われ拝礼しました。
 奥宮は7年後に再建されると聞きました。
 13時、夏油温泉組が少し早く下山。その後、金ヶ崎組が下山となりました。
 途中の7合目で大休止し、沢にはサンショウウオがおり見ることができました。途中、時間は短かったですがにわか雨にも会い、雨宿りするなど、例年より少し遅い16時10分頃夏油温泉に着きました。
 温泉で汗を流して18時半から直会、表彰式と参加者の一言があり、21時頃お開きとなりました。
 8月2日、7時朝食、9時宿を出発。金ヶ崎里宮と岩崎里宮を参拝して駒形本社に到着、参拝後に散会しました。
 その後、車で参加した高田さんのご厚意で水沢地区北田にある「アテルイの里跡呂井田んぼアート」の物見櫓から、WBCで活躍の大谷翔平選手の躍動感を表現した田んぼアートを見ました。丁度、家族連れで来ていた地元の方の話では、「この櫓の後ろを流れる川の向こうに大谷選手の実家がある」とのことでした。

 4年ぶりに参加した奥宮登拝祭は、偶然、今年120回目の記念登山と聞きました。
思いがけず見られた田んぼアート等、良い思い出になりました。

 

駒形神社 本殿の登拝祭

120年記念に作られた金幣(手前)

うがい清水はいつも通り、うがいが出来る程度の水流

登山道わきのミヤマホツツジ

誰が作ったのか不明だと言う自然石にはめ込まれた馬のレリーフ、昨年は見ていないそうです。

下の賽の河原に数本咲いていたクルマユリ

上の賽の河原に咲いていたコキンレイカ

山頂からの経塚山と飛んでいるのはトンボ

奥宮登拝祭

奥宮前にて

高田さんと一緒に

皆に振る舞われた金粉入りのお神酒

二等三角点

ジャコウソウ

ウツボグサ

7合目の沢にいた小さなサンショウウオ

夏油温泉にて直会の食事

牛形山入口の沢山花を付けたウバユリ

金ヶ崎里宮

岩崎里宮

顔パネルと跡呂井田んぼアート

田んぼアートの物見櫓から見た焼石駒ヶ岳(左のとがった山)