駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

名残が原ハイキング

谷 和代 
 9月25日、26日と秋の早撮りと思い、栗駒山の名残が原と蔵王高原に行ってきましたが、秋とは程遠い景色でした。
 栗駒山は7回目、須川温泉から入るのは10年ぶり位になるかと思いますが、平日と言うことと紅葉が始まっていないので、名残が原はでは栗駒山から下山して来た数組と出会っただけでした。
 栗駒山の1回目登山は6月、名残が原から昭和湖を天狗平から山頂への登山道でしたが、白いヒナザクラが登山道わきを飾っていました。このコースは火山ガスにより5年前から立ち入り禁止区域となっていて、2回目に登った産沼コースは(三途の川を渡ったり、急な階段の歩きにくい道)だったが現在整備され以前より歩きやすなっているそうです。
 今日は、須川温泉から源泉脇を通り、おいらん風呂(蒸かし湯)(湯治の人たちは茣蓙を引いた上に寝て患部に蒸気を当てる)の小屋脇を通って名残が原に向かいました。
 須川温泉にはおいらん風呂いう蒸し風呂があり、小屋の中に茣蓙を引いて寝るととても気持ちが良い蒸し風呂で、農作業を終えた農家の方々が湯治棟に宿泊して小屋の中でおしゃべりしながら蒸し風呂を楽しんでいました。
 曇天のお蔭で涼しく歩くことが出来、咲残りのキンコウカやイワイチョウなど見ることが出来ました。賽の河原、浄土平、硫黄採掘場跡を通って駐車場に戻り、ビジターセンターを見学しました。夜は鳴子温泉にゆったり浸かり、良い保養が出来ました。

須川温泉源泉 湧出量は毎分6000リットル、温度は50度ほど

②コケモモの実

③7月湿原を黄色に染めるキンコウカも秋の装いが始まっている

④やっと色好き始めたナナカマド

⑤黒い雲に覆われ始めた名残が原

⑥所々に咲き残ったイワイチョウ

モウセンゴケ

⑧イオウゴケ

➈シロバナトウウチソウ

⑩オオカメノキ

三井鉱山跡(硫黄採掘跡)

⑫ヒカゲノカズラ