駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

冬の散歩・低山徘徊「南保富士と仁王山」

木本 桂春

 今回の冬の散歩・低山徘徊は「南保富士と仁王山」です。
 雪が積らない、降ってもすぐ消え、根雪になって残ることなし。10日現在の我家周辺も積雪「ゼロ」、記憶にない出来事だ。

 正月から山友にもらった「原 真」の本にはまって6冊読破。1970年代、高所登山の従来の大遠征隊による登り方から少数速攻型に変えてしまった。激しい山登り人生を駆け抜けた人の話。

 久々に晴れそうなので近くの山に向かう、ラッセル覚悟で早朝に出る。山のすそ野に車を置き、暗がりの林道を歩く。途中からかんじきを履き、1時間で昭和の年代に廃村になった池ノ原に着いた。

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残された神社。日本の山村消滅の姿です。

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杉林の中をさらに1時間ようやく夏道の入り口へ着いた。

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幸いにも、ラッセルが残っていた。カンジキをつけて膝下のラッセルが続く。天気は良いが冷たい風が吹く。歩行4時間で頂上に着く。

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頂上からの剱岳方面。 

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 我が越中駒ヶ岳方面。

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黒部川扇状地の極小の雪。奥に富山湾
ここから仁王山に向かう。
バージンのラッセル1時間で頂上に着く。

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灌木の間から上駒ヶ岳(白馬岳)が見えるが写真にならない。

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右手下方に山村集落・笹川、その向こうに日本海
寒いので歩きながら、わずかなクッキーをほおばり下山。
ただ、白と黒の世界。なんとなく春が来ている山行だった。