北村 健治
9月は残暑・暴れ台風・秋雨と、天候が年々荒々しく変化しているように思われます。これらもわがままな人間生活が破壊し続けている地球からの贈物なのでしょうか。地球温暖化対策などの効果をあらわすのは何時のことか、、、、、。
9月27日~30日と駒ヶ根に滞在しましたが、28日と29日は中央アルプス権現吊るね(権現山コース)を会員(溝口81・原田76・北村77)3名と同行者3名の6名で踏破しました。
28日、登り約9時間30分、29日の下りは4名(2名は都合により桂小場コースを約5時間で下山)で約5時間30分かかりましたが、128年前の1891(明治24)年にあのウェストンが駒ヶ岳からの下山路に選んだコースであり、その偉業に思いをいたすものがありました。
この山行は、亡き友人の慰霊登山でもあり、天気を心配しましたが、のぼりの後半で少し降られましたが、下山時は曇天ながら、南アルプス・伊那谷北部の展望は素晴らしいものでありました。
30日は、駒ヶ根の山家で、半日は草刈り、クルミ・クリ・ブルーベリーの収穫、根菜類の手入れなど、午後から移動。
28日、7時に伊那スキー場を出発、9時40分、権現山1749.3m(イナヨクミエル)を五合目に向かう。
登山道に群生するシラタマノキ(白い球形)で、潰すとサロメチールの香りを放つ。
16時20分頃、ハイマツの茂る「将棋の頭」(西駒山荘手前)約2700mに辿り着き、記念撮影。
29日、8時頃、将棋頭山2730m頂上、向こうの雲の中に御嶽山を遠望できる。
下山路に群生して赤い実をつけたゴゼンタチバナ。
帰路に見つけた、るり色の実、サワフタギ(別名:ルリミノウシコロシ。「うしころし」は、牛殺しではなく、牛の鼻輪に利用されたことによる。
ガマズミの仲間であるが、実の付き方が横向きであり、オトコヨウゾメ。ガマズミなどは実を上向きに付ける。