木本 桂春
物見遊山の旅(その4)
10月30日、この地の最大の観光地の剣門関を訪れる。
剣門関は、かつては蜀道の最難関地と呼ばれ関所の残る要衝の地であった。現在は観光地の核心部として開発されている。
入門にはパスポートを提示させられる。この観光地内には軍の施設があるとかで厳しい。来来
剣門関の絶壁廊付近の案内図
巨石磊々の谿の桟道
岩壁と石筍岩のチムニー状の階段を登る
石筍岩・高さ80m位
石筍岩と岩壁をバックに
この後、尾根上の観光道の石段を登る。平日なのに大勢の若者や家族連れが多い。ズック、革靴、中にはヒールの婦人もいる。ザックを担いだ山登りスタイルは我々、日本人のみ。
道沿いには、食べもの、お土産を売る出店が多く出ている。
梁山寺仏教・仏教のお寺
巨大岩壁には2本のケーブル、電気自動客車、整備された歩道、桟道・安全柵が設けられ、安全への配慮も十分である。高度感を楽しむ、ガラスの空中回路、空中滑車ケーブル、ロッククライミングなど若者向け遊戯施設が多くある。
天梯谿・岩壁右岸の桟道を下る
左岸の桟道まで登る
この景観は日本のTVでドローン撮影したものが紹介されたという。
黒部峡谷の廊下歩きよりも全く危険を感じることがない。何か緊張感が少なく、このスケールの高度感すら感じなかった。
剣門関楼
16時過ぎに蜀道の要衝・剣門関楼に着いた。館内には三国志の沢山の資料があったが閉館時間だと早々に追い出されてしまった。
超一級の自然観光地であるが、何もときめくほどのものが少なかった。