北村健治
このシリーズは,しばらく休んでいましたが,また時々紹介したいと思います。
11回目は「駒宮神社」で、この神社名は駒ヶ岳ファンクラブ2007(H19).02.01.発行の駒ヶ岳学シリーズⅠ 「改訂全国の駒名の神社リスト」の25頁に、17山梨県の記事に7)駒宮神社、とあり、所在地は、大月市七保町駒宮地区とあります。
2017(H29)年11月、機会があってこの駒宮地区を訪ねてみました。葛野川に沿って国道R139を北上すると、駒宮入り口の看板があって、駒宮橋を渡ると夕日の当たる西向きの斜面に50軒ほどの民家が点々と並んでいる。
地区のほぼ中心あたりの山側に地区の鎮守と思われる神社があった。まず、鳥居の前に立つと石段の奥にこじんまりとしたモダンな拝殿があって、その奥に可愛らしい本殿が見える。鳥居の脇のお宅でお聞きすると、「駒宮神社と呼ばれたことはない」とのことであった。また、平将門の次男を祖とすると言い伝えられている酒井家を訪ねてみると、「裏山に富士浅間神社を祀っているが、その由来や駒宮の駒の由来を特に聞いたことがない」とのことであった。いつの日か、何方かによって駒宮にある神社ということで,誤記されたものと思われる。
折角、訪ねたことでもあり、数葉のスナップで駒宮地区を紹介する。
国道139号線より駒宮地区を望む
駒宮入り口から駒宮橋を渡ると急な坂道となる
駒宮橋の記念碑
春日神社 鳥居
春日神社 拝殿
春日神社 本殿
駒宮地区案内図
地区最奥にある酒井家の屋敷
酒井家屋敷から富士山を望む