谷 和代
朝晩はだいぶ冷え込むようになり、早朝のお出かけも考えてしまうこの頃ですが、私は近場のお手軽ハイキングです。
今回歩いた鎌倉天園(てんえん)ハイキングコースはしばらく倒木や崩落で通行禁止区域が続いていて、歩けませんでしたので2年ぶりです。
11月8日日曜日、北鎌倉駅は天候もよく、大勢の人が下車しにぎわっていました。
円覚寺前を横須賀線の線路に沿って歩き、明月院を過ぎ、明月谷からハイキングコースに入りました。
前から歩いてきた若い女性2人が、「どこに行くのですか、『立ち入り禁止』の看板が出ていて通れませんので戻ります」と言う。おかしいなと思ったら、竹林の中に真っ直ぐ道があり、ハイキングコースは右の道だと教えました。
樹林の道を進み、少し行くと今泉台からの道と合流し、ゆるく登った先が建長寺からの道と合流する勝上けん展望台。展望台付近の木々は切り払われ以前より展望が良くなっていました。
今日は富士山山頂がうっすらと見えました。ここからは尾根道を行く。ところどころ崩落していたり新しいアルミの橋があったりしていました。
十王岩展望台を過ぎ、鎌倉最高地点の大平山を下り天園に到着。ここ天園には数年前まで茶店があり、飲食を頼まないと入れなかったですが、今は撤去され広場になっていました。
天園という名は、かって東郷平八郎が「天国の園に遊ぶよう」と形容したことに由来するそうで、彼の別荘名とされる「日源荘」の石碑が今も残っています。
その石碑脇を通り獅子ヶ谷に下る。ここは紅葉の美しいところですがまだ早いようです。亀ヶ淵の流れに沿って歩き、永福寺跡(ようふくじと読む)、大塔宮(鎌倉宮)、八幡宮と進み鎌倉駅に出ました。八幡宮は七五三の季節でもあり家族ずれでにぎわっていました。5歳児の羽織はかま姿が多かったように思えました。
十王岩(かながわの景勝50戦に十王岩の展望)の仏像も風化してる
天園案内板と天園(以前はここに茶店があった)
東郷平八郎の別荘、日源荘の石碑
獅子ヶ谷の獅子岩、獅子に見えますか
亀ヶ淵の流れ
風はさわやかで日差しは暖かく、ハイキングコースはのんびり歩けましたが、八幡宮や大塔宮(骨董市が開催されていた)は大勢の人出で混雑していました。