谷 和代
6月15日、駒ヶ岳ファンクラブ会員であった高橋恵美さんが亡くなられた粟ヶ岳に慰霊登山に出かけました。
東三条駅7時20分発の八木ケ鼻温泉へのバスに乗ったのは私一人、途中2人が乗り降りし終点で降りたのは私一人。
ここから40分歩いて登山口(一合目)に着く。林道から鉄橋を渡り祓川に沿って山に入る。滑落現場だと思う滝に出会う。恵美さんの顔を思い浮かべながら手を合わせ黙とうする。
美しいブナ林の中をゆっくり登り、五合目粟薬師奥の院に着く。側に避難小屋があるが、扉に危険の張り紙があり使えないようだ。
6月とは思えない暑さと樹林帯の急登は年寄りにはキツイ登りが続き、思った以上に時間がかかってしまう。
私の好きな花の一つのヒメサユリが咲いていると思い、6月に登山をしようと思っていたが、登山道のどこにもヒメサユリは見つけられない。
牛の背を過ぎ、九合目からの最後の急登で山頂まであと少しという場所にたった1輪だけ私を待っていてくれたヒメサユリに元気を貰い頑張って山頂に着くことができた。
山頂からは、360度の大展望のはずだが、少し霞んでいる。方位盤には以前登ったことのある沢山の山名が記載されていて、晴れて空気が澄んでいれば鳥海山や富士山も見ることが出来るようだ。
下山は痛み始めた膝をかばいながら慎重に下り、17時30分の最終バスに間に合い無事に家に帰った。
①目指す粟ヶ岳
②登山口のバイオマストイレ
③一合目 駐車場
④祓川にかかる鉄橋
⑤現場と思える鎖のある猿飛滝
⑥足元にはツルアリドオシの小さな花
⑦オオコメツツジかな?
⑧登山道の左手に守門岳が見える
➈美しいブナ林の登山道
⑩五合目 粟薬師奥の院
⑪五合目の避難小屋(入口に危険の張り紙あり)
⑫六合目付近から見える山頂はまだ遠い
⑭牛の背
⑮イワカガミも咲いていました
⑯雪も残ってました
⑰コケイラン?
⑱私を待っていてくれたヒメサユリ
⑲粟が岳山頂(1292.7m)
⑳アカモノ
㉑ナナカマドの花
疲れましたが、大満足の登山でした。
帰路、恵美さんにお別れして帰りました。