北村 健治
青梅市内の歩道を歩くと、さまざまな野草に出会うことが出来ます。また、最近は外来(侵入)植物が実に多く、キク科の植物だけでも200(属)種以上がリストアップされています。
もちろん、古代から侵入していたもの、江戸時代以前から持ち込まれたもの、明治・大正・昭和・平成の150年間に新しい貿易によって持ち込まれたものなど、さまざまでありますが、植物にとって極めて恵まれている日本列島では、立まち安住の地として繁殖をしているものがたくさんあります。
日本のキク科植物は、約70属350種以上が知られていますが、もちろん栽培植物、帰化植物(外来植物)も含まれていますが、ほとんどの地域で生育可能でありますから、アザミ属だけを観察しても、なかなか複雑であります。
歩道の緑地帯に根を下ろし年々増え続けているヨーロッパ原産のアメリカオニアザミ(鋭い刺があり、赤い花を付ける)を紹介します。
一輪目が咲いたところ、
一輪目が咲く直前の刺のある葉の様子、