北村 健治
以前にも紹介しました(4月)が、ウツギと呼ばれる植物(灌木)には、別科に分けられる幾つかのグループがあります。
いわゆる、空木岳の山名になった0ウツギ宇津木のユキノシタ科ウツギ属のグループ、咲き順で、ウツギ属ヒメウツギ、ウツギ(シロバナヤエウツギ、サラサウツギ、コウツギを含む)、マルバウツギ、ウラジロウツギ、バイカウツギ属のバイカウツギ(シコクウツギ、アイノコバイカウツギを含む)など、ヒメウツギやバイカウツギハ栽培種としての植栽されています。
5月中旬ころから咲き始めたバイカウツギ、後にキミガヨランが数年ぶりで咲きました。バイカウツギは、伊那谷の里山から中山くらいまででよく見かけます。
今年も開花したザクロ。
鬼子母神の伝説にも出てくるザクロ、南西アジアで栽培された最も古い果樹、地中海東岸からに北西インドに分布し、ギリシャ時代にヨーロッパへ、3世紀末には中国へ、日本へは平安時代以前923(延長元)年に渡来している。観賞用の花ザクロの品種も多い。