大塩 裕重
法華道(ほっけみち)は、長野県富士見町若宮から高遠町非持に至る古道です。22㎞ありますが甲斐と信濃を結ぶ最短の道でした。
身延山から法華経を伝える布教の道であり、武田軍の軍道でもありました。今回2回に分けて伊那側を歩いてきました。
11月8日は、高遠町赤坂の登山口から。
ここには種平小屋があり泊まれます。踏み跡は薄く、急坂に落ち葉が積もってルートを探すのが大変でした。2時間で高座岩に着きました。ここは身延山「日朝上人」が、この岩の上で七日七座の説教をされたと言われています。
ここから急坂を下ってテイ沢を遡行し、大河原湿原でお昼になりました。
入笠山は人にあふれていて、証拠写真を撮ってすぐ下りました。
戸台へぬける林道から右の法華道を登りきったところが御所平峠です。あとは明るい開けた尾根を下って登山口に着きました。御所平峠からは踏み跡もしっかりしていて快適でした。
今日の行程時間は9時間で強行軍でした。
11月15日、高遠町芝平(しびら)から。
こちらが本来のルートのようで道標がしっかりとあります。広いなだらかな尾根で、落ち葉の積もったフカフカの道でした。高齢者には優しい道だと喜んでいたら、だんだん落ち葉が深くなり、雪山のラッセル状態になり、疲れました。
龍立場、厩の平、ジジババの石などいろいろな地名表示があって楽しいルートです。
今日は前回の御所平峠に出た所でのんびりとラーメンを食べて引き返しました。5時間45分でした。こちらのルートはおすすめです。
赤坂登山口
高座岩
入笠山
御所平峠
芝平登山口