駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

最北の駒と馬の山に登る(その1・知駒岳)

木本 桂春

 6月24-28日に田口さんのお伴をして知駒岳と馬追山を登ってきました。
 6月24日、新潟港で横浜からの田口さんと合流し、小樽行のフェリーに乗り込む。空は曇っていたが、船は北へ。
 6月25日、小樽港着。天気良好、下船5時。
 高速道路を旭川まで約150km走る。旭川市を過ぎると緑の原野が多くなる。
 名寄市、美深市を過ぎ、道の際の虎杖の生い茂るその奥に原野、原生林が広がる。
 小樽港から5時間、中頓別町に10時半着。

中頓別の牧場
 中頓別町を流れる頓別川源流の知駒岳を目指す。
 国道275号線に沿う頓別川は上駒川に名を変える。
 上駒橋を渡り、知駒峠から稚内へ抜ける765号線に入る。
 上駒川は知駒内川に名が変わり、知駒岳の源頭に登っていく。
 高度300mを過ぎると風が冷たく感じる。峠の手前にあるシェルターを通過する。右に入る知駒岳への道を見つけ、頂上方向に向かう。

一番高い頂に向かう田口さん
 この辺りは3つの頂が連なり、いずれもアンテナが建っている。
 11時半、アンテナの柵に知駒の名を確認した。

知駒と記念撮影
 それではと三角点を探すことにする。頂上の建屋を三回廻り確認。三回目に見つけた。

柵の外の野蕗の原野を掻き分け、三角点を探す田口さん

建屋の周辺で見た一輪(ノビネチドリ)

雑草に飲み込まれた三角点発見

雑草を除去して記念写真
点名:知駒岳(しるこまだけ)
標高:529.1m 二等三角点・大正元年設置
天気は晴朗だが、残念なことに利尻島を見ることが出来なかった。
12時10分下山。
 この後、中頓別町へ戻り、町立図書館で知駒岳に関する文献調査と今夜の食料買い出しを行い、国道275号線を南下してピンネシリ温泉で泊る。