仲 徳治
8月18日~22日迄の5日間、黒部川の本支流に囲まれた雲ノ平山荘辺りを中心とした溶岩台地に広がる湿性草原地帯の雲ノ平と黒部川最源流近くを4泊5日で歩いて参りましたので、4回に分けて報告します。
1日目(8月19日) 折立~太郎兵衛平へ 晴れ
富山駅前から早朝直通バスで登山口折立に8:10降り立ち、高木針葉樹の登山道に入り登山開始夏山の樹は葉盛り、しばらくは、樅、米栂、白檜曽を見乍らの登りです。この道の中で一番大きいのではないかと思う巨木に出会いました。直径1.5m位です。
高木樹林帯を越え1870mの三角点で休憩。樹林帯を抜け、三角点を通り過ぎると視界が広がり、草原の中を良く整備され広い道が太郎平迄続いてきます。まさに高原の散歩道。折立から一本調子の登りの5時間半は360度の眺望です。
沢を大きく回り込むと今日の宿泊地、太郎小屋に着きます。小屋からの明日の天気と注意事項の話がありました。
① 明日20日は 早朝出発時は曇りだがその後雨になり終日続く。
② 木道は。雨になると滑り易くなり手を突き骨折事故に繋がっている。
③ 沢の渡渉3か所あり橋は懸かっているが、狭いので一人づつ渡る様にして欲しい。
④ 黒部川と薬師沢の出会い(薬師沢小屋)の黒部川の横断後 ごろ石の沢登りのような急登 登山道になり、滑り易く呉れ呉れも注意してください。事前に注意喚起をして戴き有り難い事です
登山道の巨木
1870mの三角点
尾根筋からの展望 左先に薬師岳が見えてきました
高原の散歩道。小屋に近くなってきました眼の前の稜線の先が太郎平小屋です
太郎兵衛平の標識 標高2,330m