谷 和代
2000年9月に伯耆大山に登った時、1山ではもったいないと三瓶山にも登ろうとしましたが、孫三瓶山から子三瓶山に向かう途中で強風にあおられ中止したことがあります。今回、それらの山に行く機会が訪れ、10月17日~19日中国地方の二、三百名山の那岐山、道後山、吾妻山、三瓶山に登ってきました。
17日、岡山空港からバスで那岐山山麓の「山の家」で昼食後、伊邪那岐命、伊邪那美命の二神が宿る山、鳥取県と岡山県境の那岐山に岡山県側の奈義町から登りました。
那岐山は山頂手前の1240mに三角点があり、その少し先が那岐山山頂(1255m)です。360度の展望ですが遠くの山は霞んでいて大山方面はどんよりした雲の中でした。
駐車場に戻り、明日登る道後山山麓の「ひば・道後山高原荘」に移動しました。宿には実業団駅伝の選手の合宿で20名程の若者がいました。
18日は、宿から車で5分の月見が丘駐車場の登山口から岩樋山(1271m)を経て道後山(1268.9m)に登りました。少し低い道後山が三百名山でどちらの山頂も鳥取県と広島県の県境にあります。下りは巻き道を通り、駐車場に戻りました。
午後は、休暇村吾妻山ロッジ跡の駐車場に移動し、比婆道後帝釈国定公園の吾妻山に登りました。
山名の由来は、伊邪那岐命が、比婆山に眠る妻の伊邪那美命を「ああ吾が妻よ」と偲んだ伝説から付いたようです。
ロッジの脇から牧草地の中を登り、展望の良い吾妻山山頂(1238m)に着きました。
この山は花がいっぱい咲いていて、下りは花々の写真を撮りながらのんびり下りました。今夜は、「出雲ドーミーイン」に宿泊です。
19日、宿から、女三瓶山麓東ノ原に向かう。
23年ぶりの三瓶山登山は、前回と違い、大平山下までリフト利用。リフトを降りて5分で大平山へ。
大平山からは左手10時方向に大山を見て、右手には、これから行く女三瓶山、男三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山がぐるりと見渡せます。
20分ほど登ると電波塔の建つ女三瓶山山頂(953m)に着きました。山頂は無線所の撤去の工事中で狭く、早々に男三瓶山に向かいます。
途中、兜山の岩場を過ぎ、ユートピアと名でけられたところから噴火口の室ノ内池が見えました。
男三瓶山山頂(1126m)は細長く広い、日本海側の大山、四国の石鎚山も目で確認できましたが、私のカメラでは写らなかったです。
山頂からは少し滑りやすく長い階段を下った北ノ原に下りました。(石鎚山が見られたのは、山頂休憩中に登ってきた地元の男性に、こんなに大山が見える日は石鎚山も見えるはずと反対側の展望台から教えていただき、見ることが出来、ラッキーでした。)
三瓶温泉に入浴後、広島空港から帰りました。
* 2018年の島根県西部地震で男三瓶山と女三瓶山が通行禁止となった期間があったそうですが、現在はロープやクサリを設置し、通行可能になっていました。
①那岐山の1240m地点にある三角点
②那岐山山頂(1255m)
③那岐山山頂から避難小屋と三角点のある1240mの山
④駐車場近くの蛇淵の滝
⑤沢山咲いていたリンドウ
⑥イチイの実は甘かった
⑦道後山山頂(1269m)
⑧道後山三角点
➈色づき始めた道後山斜面
⑩ツルリンドウの実
⑪吾妻山山頂
⑫吾妻山三角点
⑬綺麗に咲いていたナデシコ
⑭シコクフウロ
⑰三瓶山麓、東ノ原からリフトに乗って、右上が女三瓶山
⑱大平山から見た男三瓶山
⑲右が孫三瓶山、左が子三瓶山(その左に男三瓶山がある)
⑳女三瓶山山頂
㉑ユートピア展望台から火口湖の室ノ内池を望む、山は孫三瓶山
㉒男三瓶山山頂からの大山
㉓男三瓶山山頂
㉔男三瓶山三角点