駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

「近傍の社寺祠の新春詣で」(その1)

高田 健三
 昨年10月下旬に谷川岳山麓にて転倒しまして、その後は全く登山は出来ませんでしたが、新しい年を迎えて少しは動かないといけないかなと念じて、ご近所のハイキングコースを歩きました。
 相模原市城山湖という人造湖があって、その湖畔がハイキングコースとなっている。このコース上にある神社、お寺、祠を巡る詣でです。

f:id:komafun:20210106210744j:plain① 歩き始めてまず牡龍籠山(357m)麓の「金刀比羅宮」で入山のご挨拶と今年の安全登山を祈願。

f:id:komafun:20210106210923j:plain② 少し登って「金刀比羅宮の奥宮」を参拝。

f:id:komafun:20210106210942j:plain③ なおも登って牡龍籠山山頂に達する、この山頂に「航空神社」が鎮座されている。航空神社は、昭和16年と19年にこの近傍にて戦闘機の墜落があって搭乗員の御霊をまつったのと、航空機の安全運行を期しているとのこと。

f:id:komafun:20210106211006j:plain④ 牡龍籠山山頂から、眼下に城山湖、遠くに高尾山をみる。

 山頂から下って湖畔の林道に出る。そこから榎窪山(420m)の山腹を横断するように進むと、「関東ふれあいの道」に出る。ここからなおも下って「峯の薬師」に出る。

f:id:komafun:20210106211030j:plain⑤ 「峯の薬師」は、東京中野区の新井薬師、高尾山の薬王院武州大山の日向薬師とともに武相(武蔵、相模)四大薬師様の一つと数えられ、武蔵、相模の人々に厚く信仰されています。境内に、富田常雄の小説『姿三四郎』に登場する「姿と檜垣兄弟の決闘の場」と言う石塔が建っている。

f:id:komafun:20210106211049j:plain姿三四郎碑の裏面の刻字。

f:id:komafun:20210106211110j:plain峯の薬師から関東ふれあいの道をあらためて上り直すと「峯の薬師奥の院」がある。宗派の研修所をかねているので大きな奥の院(二階に須弥壇あり)だった。

f:id:komafun:20210106211129j:plain⑧ なおも登ると、「峯の薬師守護 金毘羅宮」ある。

f:id:komafun:20210106211146j:plain⑨ 「峯の薬師守護金毘羅宮の祠」少し歴史を感ずる祠だった。

f:id:komafun:20210106211206j:plain⑩ なおも関東ふれあいの道を登ると、本日の最高地点「榎窪山」に至る。ここで関東ふれあいの道と別れて草戸山へ向かう。

 途中で、転んではいけない場所で、転倒してしまった。セーターの左袖に大きな穴をあけてしまい、チタンのテルモスは凸凹になったり、全身落ち葉に見舞われ、大きな不安全行為だった。反省、反省。

f:id:komafun:20210106211225j:plain⑪ 「草戸山(362m)」の山頂標識。

f:id:komafun:20210106211241j:plain⑫ 草戸山山頂に「山之神」と言う祠がある。左手前に「お賽銭の山」

f:id:komafun:20210106211301j:plain⑬ 祠の前の紙コップ5個は、手前向かって右から、お塩、お米、お水、奥の2個はお酒だった。

f:id:komafun:20210106211324j:plain⑭ 草戸山を下って、城山湖ダム天端の道を経て駐車所へ。

 新年早々転倒というアクシデントに遭ってしまいましたが、是非に安全登山で行きたいと念じている次第です。