駒ヶ岳ファンクラブ

「駒ヶ岳ファンクラブ」は、日本各地の駒ヶ岳の豊かな自然を愛し、駒ヶ岳山麓の人と交流し、その山麓の文化に親しみ、日本各地の駒ヶ岳に登る」を目的とした会員からなる団体です。

朝比奈の切通しを行く

谷 和代
 6月5日、朝、黒い雲が出ていて雨に降られるかと思い、近場を歩くことにして出かけたが、傘が荷物になっただけだった。
 鎌倉市内(特に八幡宮や小町通)は混雑しているので、朝比奈の切通しを歩いて、十二所神社前からバスで鎌倉駅に出るコースを歩いた。
 朝比奈バス停を降り、横須賀横浜道路の下を過ぎ薄暗い道に入り、先ずは熊野神社にお参りをする。
 ここ熊野神社は、「源頼朝鎌倉幕府を開き、朝比奈切通しの開鑿に当たり、守護神として熊野三社大明神を勧請した。」と言われ御祭神は 速玉男之命、伊邪那岐命伊邪那美命とされ、安産守護に霊験ありとされる。
 朝比奈切通しは、鎌倉幕府が六浦港との重要交通路として仁治2年(1241)北条泰時が開いた鎌倉七つ口の中で最も高く険阻な路で、昔の面影の残る道(国史跡)(朝夷奈三郎義秀が一夜で開いたという説もある)
 七つ口とは:名越えの切通し(大町―逗子)、朝比奈切通し(十二所―金沢)、巨福呂坂切通し(雪ノ下―山ノ内)、亀ケ谷坂切通し(山ノ内―扇ケ谷)、仮粧坂切通し、扇ケ谷―梶原)、大仏坂切通し(長谷ー深沢)、極楽寺切通し(坂の下―極楽寺)をいう。
 いつも水の流れている滑りやすい道で、崖にはイワタバコが沢山咲いていた。坂を下ると鎌倉5名水の一つ「梶原太刀洗の水」が流れている。十二所バス停脇の信号を渡り十二所神社にお参りをして鎌倉駅に出て今日の散策を終えた。

イワタバコが生えている自然の道

熊野神社

熊野神社 本殿

熊野神社 奥宮

今日も水が流れて滑りやすい道

坂の途中の仏像

梶原太刀洗の名水(五名水:金竜水、不老水、銭洗水、日蓮乞水、梶原太刀洗水)今見られるのは太字の水です。

十二所神社
『今日見た花』

ヤマブキソウ

テイカカズラ

ヤマユリ

イワタバコ