伊達 樹里
先月のことです。「1年生の孫が発熱、検査を受けてインフルエンザB型と言われたので、看病に来てほしい」「でも感染しないようにね」と言う娘からの連絡でした。
10年前まで、「感染症の巣」の職場に勤めてくぐり抜けてはきたものの、今ではどう対応するのか戸惑うところもあります。
幸い、1年生になっているので、抱っこおんぶはしなくていいし、少し距離をとっても大丈夫。リクエストしてくれればわかるので、食べたいもの、飲みたいものなどだしてあげて、突飛な行動に出ないかどうか見守るくらいでした。孫の看病ではマッサージをすることにしていますが、今回は控えました。
次の日は、家族の都合がついて、看病しなくてもよくなりました。
それで今度は自分の心配をしました。ウィルスをもらったかどうかわからないけれど、動けるうちにハイクに行って汗を流してこよう。アクセス便利な高尾山=薬王院だからきっとお参りすれば疫病退散に効果があるに違いない、と思い立ち、お参りを主な目的にして出かけました。
ケーブルで登ったのは、小学生の時の遠足以来60年ぶりでした。
そこから1号路でお参りの定番をたどります。
いつも見る飾りですが、谷さんの投稿は出来上がった姿で、その前日でした。製作の途中だったようです。
人はとても少ないのですが、滅多に来ない1号路は舗装路で心地よくありません。ふと見ると、階段がついている脇道があり、そこを入ってみました。初めて通る道です。よく整備されて気持ちよく歩けました。
ピークの上は園地になって碑がありました。
1号路を普段通らないので、地図上碑があることは知っていたけれど、見るのは初めてでした。
林野庁殉職慰霊碑
また1号路に合流、その先にも修行の道の入り口がありましたが、閉鎖でした。
そのまま1号路を進み、薬王院にお参りして、何とかウィルスに負けないように祈願してきました。
霜柱が立っていて空気は冷たいです。
そこで、山頂へ行く途中下ってきた人に「シモバシラ見てきました?」と尋ねると何人かが「まだ見られますよ」という答え。モミジ平への道で。予想より多くみることが出来ました。
山頂からの富士山 かすんでいるけれど、それにしてもこの場所に人がまったくいないなんて。
コウヤボウキのドライフラワー
わずかにみられたシモバシラの氷の花
同じくシモバシラの氷の花
その後、娘もインフルにたおれ、次の週は4歳の孫が別の風邪にかかり、またもや看病に行きました。
それでも薬王院のご利益か、私は何とかくぐり抜けて、日光スノーハイクに行ってこられました。
娘一家が落ち着いて、ようやくリモートで画像の取り込み指導をしてもらえたので、大変遅くなりましたが、やっと投稿できました。